水中カメラマンを目指して西伊豆へ移住した菊地聡美が無念の撤収。「でも、海も写真もあきらめません」
久しぶりの記事となりました!
一昨年、水中カメラマンを目指して伊豆に行く! と言いだしてから約1年半。
この度、伊豆から撤収することを決めました。
というのも、実は数ヶ月前にダイビング中に鼓膜が破れてしまいました。
「仕事で潜るのは辞めた方がいい」
と言われ号泣
その日の水中では特になにかがあったわけでもなく、痛みも目眩もなにもなく、いつも通りに潜って、いつも通りに上がってきて。
ですが、上がって着替えてからも左耳がなんか変だなー、濡れてる…?
と思ったら、耳垂れが出ていました。
痛みとかはないけど、とりあえず耳鼻科に行ってみようかなということで行ったところ、先生からまさかの鼓膜が破れているというお話が。
そこで先生に言われたのは、元々の鼓膜が、薄くてダイビングには向いていないということ。
そして、なぜか痛みを感じる神経がないらしく(という話を周りの人にすると、あーなんかどこか抜けてそうだもんねと言われますが……泣)、それによって耳抜きができていなくても痛みが出ないので、自分の限界が分からず、しかも癖になってこれからどんどん繰り返していくし、耳の状態も悪くなっていくだろうということ。
その度に潜れなくなるのは仕事にならないし、周りに迷惑をかけるということ。
これらを踏まえた上で、仕事でやっていくのはもう辞めたほうがいいのでは? という話をいただきました。
とりあえずその場で号泣した私(笑)
その後、ここ数ヶ月はだいぶ落ちて、迷って、相談して、いろんな人からいろんな話をしていただいてまた迷い。
今までの人生で初めてくらいに自分の人生について考えた数ヶ月でした。
ストレスで肌荒れが半端ないです(笑)。
海も写真もあきらめない決断
そして出した決断は、1度、西伊豆を離れること。
違う耳鼻科の先生には、「問題ない」というようなことも言われたりもしたので、まずは治療に専念してからしっかり考えようと思いました。
といっても写真を諦めるわけではなく、自分の目標とするところも新しく見つかったので、これからは東京で働きながら、水中は様子を見ながら潜り、水中だけではなく陸の写真も撮っていきたいと思います。
勉強ももっとして、地道に頑張っていきたいと思います。
ということで、この考えが自分の納得する形でまとまり、最近になってようやく心穏やかになりました!
肌荒れも治るといいな……(笑)。
いろいろ相談、お話をする中でご迷惑をおかけした方々、大変失礼致しました。
そして1年半の間、受け入れていただいた「黄金崎ダイブセンター」の皆様には本当にお世話になりました!
西伊豆に行った事で、ダイビングはもちろん、それ以外の面でも勉強になったことが自分の中ではたくさんあって、とても感謝しています。
仲良くしていただいたショップの皆様、声をかけていただいた皆様もありがとうございました!
そして、いつも美味しいご飯を作ってくれた一美さん、働かせていただいたやぶ誠さん(お蕎麦屋さんで、とっても美味しいのでオススメです!)、仲良くしていただいた地元の方々、みなさんのおかげで、西伊豆の生活がとっても楽しかったです! 本当にありがとうございました!
最後泣きすぎたのが、今考えるととっても面白いです(笑)
水中カメラマンを目指すということで応援していただいた方々、協力していただいた方々も本当にありがとうございました!
このような形になってしまいましたが、私の写真がどこかで皆様のお目にかかれるようにこれからも頑張りたいと思います。
そして、これからはオーシャナのお手伝いをさせていただくことも決まったので、またぜひよろしくお願い致します!
しばらく潜っていませんでしたが、様子を見ながら、最近とっても久しぶりに潜って撮った写真。
やっぱり海はいろいろな出会いがあって、本当に本当に楽しいなー、と実感したダイビングでした。
これからもFacebook、Instagramは更新していきますし、オーシャナスタッフとしてお世話になることもあると思いますが、ぜひよろしくお願い致します!
それでは、今まで本当にありがとうございました!!
また海辺で会う日まで。
海×夢プロジェクト“水中カメラマンへの道”(連載トップページへ)
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