海×夢プロジェクト“水中カメラマンへの道”(第3回)

撮影機材を公開! 私がこのカメラ機材を選んだ理由

この記事は約4分で読めます。

今回、水中カメラマンを目指す私が持っている、カメラ機材について紹介させていただきます。

菊地聡美連載写真

私は元々「この瞬間を残したい!」という思いが強くて、高校くらいからコンデジを持ち歩いて、友達との写真やたまに風景などをよく撮っていました。

専門学校の卒業旅行でフランスに行く際、せっかく行くのだからということでOLYMPUSのPENを購入。
その時はカメラのこともほとんどわからずプログラムオートばかりで撮っていました。

そんな中、ネットを見ていた時に発見したのが、ダイヤモンド富士。

綺麗! 撮りたい! となって、山中湖に行った際、ずらっと並ぶ三脚に乗っていた黒くて大きい一眼レフで撮っている大人の方々を見て、私もこんなかわいいカメラじゃなくて、ああいう、ごっついカメラが欲しい! と思い、2年前にNikonのD7100を購入。

そこから自分なりに絞りやシャッタースピードの勉強をしたり、Nikonで開催しているセミナーに行ったりして勉強していました。

私の愛機D7100用に選んだ
水中撮影機材一式は…

そして、今回水中カメラマンを目指すにあたり、もう一個上位機種が欲しかったものの、ハウジングなどを全部そろえるとなると、どうしても金銭面的に厳しかったため、とりあえずD7100を水中に入れることを決意。

周りに詳しい人がいなかったのでどこのメーカーがいいのか、とりあえずハウジングとストロボは必要だけど、それ以外になにがいるのかがわからず…ネットで検索する日々。

安良里に来る3ヶ月前、今までリゾートばかりだったので近くで潜ろうと思い、寺山さんに紹介していただいて葉山に行くことに。
たまたま同じ日にオーシャナの取材があり、水中カメラマンの越智さんとお会いする機会がありました。

「ハウジングってどのメーカーがいいとかありますかね?」と聞いたところ、「sea&seaは使いやすいよ、アームはINONが使いやすくて値段も他に比べると安いよとのこと」

INONって初めて聞いたな〜。
じゃあ、ハウジングとポート類はsea&seaで、アームはINONにしよう!と単純な私。

ハウジングはMDX-D7100、レンズはマクロ60ミリ、ワイドは10.5ミリのFish eyeを持っていたので、それに合うポートの購入が決定。

菊地聡美連載写真

ハウジングMDX-D7100

菊地聡美連載写真

左:NXコンパクトマクロポートベース、コンパクトマクロポートSⅡ
右:フィッシュアイドームポート240

ストロボはsea&seaとINONで迷っていたところ、越智さんは「sea&seaは、流れがあるところとかだとたまに動くことはあるけど、特にどっちが使いにくいとかはないかな」とのこと。

sea&seaはガイド光が付いていたのでスロトボを使ったことのない私にはそっちの方がわかりやすそう!と思い、元々2灯にしようと思っていたのでYS-D1を2つ購入。
光ファイバーのケーブルがないと使えないので、それも2本購入。

菊地聡美連載写真

上:光ファイバーケーブルⅡ M/2コネクター 下:YS-D1

アームについては、長さがたくさんあるし、クランプ、シューベース、ダイレクトベース、Zアダプターなど知らない単語がたくさん……。

自分で調べていて、わけがわからなくなってしまったので、都内のショップに行って相談。

ダイレクトベースは元々ハウジングについていて、とりあえずワイドで使いたかったのでスティックアームLを2本とクランプ4つ購入。
後日、マクロ用にスティックアームSを2本購入しました。

菊地聡美連載写真

左:クランプⅢ 真ん中:スティックアームSボディ 右:スティックアームLボディ

それを全部組み立てるとこんな感じになります。

菊地聡美連載写真

初めて組み立てた感想は、でかいし重い……。
友達はその大きさに若干引いていました(笑)。

でもやっと一眼レフを水中に入れられることになり嬉しかったです。

これらの機材を現在使っているのですが、水中でも片手だと支えきれないので、フロートアームが必要かなと感じています。

あとはストロボではなくライトを使っての撮影もしてみたいのでライトも欲しいし、フォーカスライト用のライトも欲しい。
マクロの細かいピント合わせに、拡大して見やすくするファインダーも欲しいです。
そしてやっぱりフルサイズ機……。

私が欲しいものをそろえているお客さんを見るたびに、あーいいなー、羨ましいな……と思いつつ、私はこれから地道にそろえていくしかないので、頑張って増やしていきたいと思います!

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PROFILE
1989年生まれ。
専門学校を卒業後、歯科衛生士として歯科医院に務める。
多忙な日々を送る中で、ハマったダイビングとカメラと旅行。
オーシャナとの出会いで一念発起し、歯科医院を辞めカメラマンを目指すために東京から伊豆へ移住。
昼はダイビングサービスを手伝い、夜はアルバイトをしながら1年間で450本潜っていたが、耳の問題でドクターストップがかかり東京に戻ることに。
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