海×夢プロジェクト“水中カメラマンへの道”(第10回)

デジカメなのに「フィルムのつもりで撮る」効果とは? ~集中力が増した水中撮影~

この記事は約2分で読めます。

先日、富戸の海で偶然、水中写真家の阿部秀樹さんにお会いしました!
初めてお会いしたにも関わらず、いろいろなアドバイスや応援のお言葉を頂けて本当に感謝でした。

そんな中、面白そう!と印象に残ったのが、「フィルムのつもりで撮ると写真が上達するよ」というひと言。

撮っても上がるまではプレビュー画面で撮ったものを確認せず、1ダイブ36枚しか撮れないと自分の中で制約を決めて撮る。

黄金崎では毎日のように潜っているので絶好の機会だ!と思い、やってみました。

そしたら……。

枚数が撮れないというプレッシャーで、もう今までにないくらい集中して撮ることができました〜!!

少ない枚数で決めなきゃいけないため、これを逃したらダメだと思って、逃げられないように生物に対するアプローチが慎重になり、構図やタイミングも考え、1枚1枚を大切に撮ることができました。

キンギョハナダイ、今までヒレ全開のシーンは撮れたことなかったのに……。

キンギョハナダイ(撮影:菊地聡美)

ヒメイカの捕食も1発で撮れました。

ヒメイカ(撮影:菊地聡美)

捕食していたのに気づかなかったのはもう少し観察力を高めるように頑張ります(泣)

今までが、いくらでも撮れるし時間もたくさんあるから、無駄にシャッターを切り過ぎていたこともありますが…

だからこそこうやって制約をつけて集中して撮るというやり方を教えていただけて本当によかったと思います。
本当にありがとうございました!

その少し後にも、水中カメラマンの中村卓哉さんに、フィルムカメラで撮ると全然違うよという話をしていただき、今度は本物のフィルムカメラにも挑戦してみたいと思います。

フィルムカメラは一度も使ったことがないので、実際に使ったらさらに集中力が増すんだろうな〜。

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

writer
PROFILE
1989年生まれ。
専門学校を卒業後、歯科衛生士として歯科医院に務める。
多忙な日々を送る中で、ハマったダイビングとカメラと旅行。
オーシャナとの出会いで一念発起し、歯科医院を辞めカメラマンを目指すために東京から伊豆へ移住。
昼はダイビングサービスを手伝い、夜はアルバイトをしながら1年間で450本潜っていたが、耳の問題でドクターストップがかかり東京に戻ることに。
  • facebook
FOLLOW