営業部すいかの“体当たり”ダイビング旅ログ★(第10回)

6日間でコモドへGO!デイトリップでダイビングに行ってきた★冬のマンタと魚種豊富な海に大満足!

すいかのダイビング旅ログ、5つ目の行き先はインドネシア・コモド。

コモドは、実は個人的にも行きたいと思っていた場所の一つ。
取材の依頼をいただき、狂喜乱舞したものの、勝手にクルーズのイメージを持っており、1週間以上の日程が必要では・・・?
と思っていたが、デイトリップならなんと6日間から行けてしまうらしい!
アツイ〜!!!!

バリからさらに1時間半、飛行機に乗って行って来ました〜!

コモドってどこなの?どんな海?

“コモド”という通称でダイバーには親しまれていますが、正式名称は「コモド国立公園」。
1991年に世界自然遺産に登録された、“太古の自然”を残す地。

コモド国立公園は、インドネシアの中心部、スンバワ島とフローレス島の間に位置する、コモド島・リンチャ島・パダール島の主要3島・その他小さな島々と、その周りの海域を指し、面積にして、約2300k㎡!

コモドの海がすごいと言われる理由は、何と言っても生物の多さ
1,000種以上の魚、約260種のサンゴ、約70種の海綿動物、その他にもジュゴン、サメ、マンタ、十数種のクジラ、イルカ、ウミガメなども生息しているらしい・・・!
なんでも、太平洋からの暖かく透明な潮の流れと、インド洋の栄養豊富な深海からの湧昇流がぶつかって、サンゴや熱帯魚が育つ理想的な環境になっているそう。

なんだか聞いてるだけで賑やかな海が想像できる・・・!
そして、取材時期の11月は、ちょうど雨季に切り替わるくらいの時期。
雨季はマンタが出やすい時期とも聞いたので、マンタにも期待・・・!

今回はデイトリップということで、スピードボートで30分〜60分で行ける、コモド国立公園・北側・中央エリアを中心に潜って来ました!

サンゴと魚がのびのび!でかいし多い!

コモドのダイビング、1本目のポイントはシアバ・ベサー(Siaba besar)。
ハードコーラルと砂地、どちらも楽しめるポイント。

エントリーして、最初に目に飛び込んで来たのは、どぅわっと広がるサンゴ!

どぅわっ

どぅわっ

なんというか、雑多。笑
エダサンゴやテーブルサンゴなど、異なる種類のハードコーラルが、激しく自己主張をしてぶつかり合っている。

元気一杯のびのび!なサンゴを見ながら潜降して行くと、砂地に着底中の大きなフグを発見。
60cmくらいあっただろうか。
フグってこんなにべったり着底するんだ・・・。

動かないサザナミフグ

動かないサザナミフグ


というか・・・動かなさすぎじゃない・・・?
こんなにだらしな・・・いや、のんびりしたフグは見たことがない。
(しかし、この後コモドで何個体も見かけることになる)

だらしないフグを後にして、周りを見渡すと、魚の塊がサンゴの上にいくつも出来ている。
ユメウメイロ、タカサゴ、クマザサハナムロ・・・・。

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「魚多いなー、色んな種類がいるなー」と思いながら眺めていたのだが、ふと気づいた。
なんか、魚、でかくない

そう、ユメウメイロもタカサゴも、その他見る魚のほとんどが、自分が今まで見ていた個体の1.5倍以上ある。
ユメウメイロに関しては、水中では違う種類だと思っていたほど。

ゴマモンガラでかすぎて怖い

ゴマモンガラでかすぎて怖い


他のポイントでも大きさが印象的だったのが、チョウチョウウオとヤッコ。
大きくても20cmくらいのイメージだったが、だいたい目に入る個体は30cmくらいはある。
PB150162_Original
特にロクセンヤッコ。
多分50cmはある。
そもそもが大型種なのだろうが、見慣れなさすぎて見かけるたびに驚いてしまった。

ウミガメやナポレオンフィッシュも何匹か見かけたけど・・・他の魚が大きすぎて、少し印象薄め。笑
シアバ・ベサーに関しては、本当はガイドのアキラさんが「カメ地獄」と呼ぶくらい、カメが多いポイントなのだが、他の生物に気を取られまくり。笑

サンゴも魚ものびのびしていて、圧倒された〜〜〜〜!!

小さいのもキレイ

小さいのもキレイ

天国なの?サンゴとカラフルな魚がキラキラの浅瀬

今回印象に残ったのが、浅瀬のサンゴとカラフルな魚たち。
特にシアバ・クチル(Siaba Kecil)というポイントが印象的だった。

水深5m程度、メラネシアンアンティアスやキンギョハナダイ、スズメダイの仲間が体をうねらせ、そこに当たる光が反射してキラキラしている。


赤、青、オレンジ、黄色の魚たちが、色とりどりのサンゴの上で乱舞している様は、飽きずにずっと見ていられる。

そして、一面に広がる、赤いソフトコーラル。
コモドダイビングデイトリップ

コモドダイビングデイトリップ
赤い絨毯を広げたような光景は、春に富士山の麓で観た、一面のシバザクラのよう。

コモドの観光スポットの一つには、ピンクビーチというピンク色の砂浜がある。
通常サンゴの死骸でできる白い砂に、赤いサンゴの死骸が混ざることでピンク色に染まっている。
それだけ、この赤いソフトコーラルが多いのだ。

砂地に行った時には、砂をじっくり見てみてほしい。
確かに赤いサンゴのカケラがたくさん混ざっている。

そしてタタワ・ベサル(Tatawa Besar)というポイント。
水深10m前後をゆっくりドリフトできるポイントなのだが、カラフルなチョウチョウウオやヤッコ類が、至る所で泳いでいる。
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ウミガメの周りにも、カラフルな魚たちが泳ぎ、ハードコーラルにも様々な種類の魚たちが群がっている。
とにかく生物がカラフルで、どこを向いても楽しいダイビングだった。

ブラックマンタとホワイトマンタをじっくり堪能

はい、待ってました、マンタタイム!
雨季のコモドで、高確率で出会える大物といえば、マンタ。

私もマンタに会いたい!
ということで、ダイビング1日目はマワン(Mawan)、2日目はカラン・マカッサル(Karang Makassar)というポイントへ。

マワンに着くと、すでに船の上からマンタの影が見えている
これは絶対マンタに水中で会える・・・!

と、期待しすぎると会えないこともあるので、アキラさんや他のゲストさんと「もしかしたら会えるかもね〜!!!笑」と白々しい会話をしながらセッティング。

しかし、期待通りマンタが出現!
エントリーから約3分、ブラックマンタが水深6mあたりにやってきた!

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2〜3分留まったかと思うと、どこかに行ってしまったが、また戻ってきて留まる、というのを2回ほど繰り返していた。
戻ってくるたびに、黄色いチョウチョウウオがマンタの下に張り付いてクリーニングをしていた。

そして2日目、カラン・マカッサル。
今回の旅、最後のダイビングだったので、締めになんとしてもマンタに会いたい。
そんな思いでエントリーすると、潮の流れがすごい。笑

これまでも比較的ドリフトダイブだったが、最後の最後、まあまあ流れる。
流れに身を任すこと約10分、ついにマンタが現れた!

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写真提供:アキラさん

マンタが現れたら、マンタにストレスや刺激を与えないようにガイドの指示に従って観察するというルールがある。
そのため、マンタの方に流されないよう、近くの岩に必死でしがみつく。
360度カメラとコンデジを持っていたのだが、片手でどこかに掴まらないと流されてしまうため、コンデジは諦め、空いた手で360度カメラを構える。

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写真提供:アキラさん


お?お?近づいてきた・・・!

コモドダイビングデイトリップ

写真提供:アキラさん

マンタ、頭上、通過・・・!
まさか・・・私の真上を通っていくとは・・・。

360度カメラマンタ

360度カメラにもしっかりマンタの姿が写ってました★

興奮してそのまま振り返ると、4頭のマンタが並んでホバリングしている。
頭上を通り過ぎていったマンタも加わり、全部で5頭になった。
そしてゆっくり遠ざかっていく・・・。

もっと見たかった・・・と思いつつまた流されていくと、またまた出ました!
マンタと、ブラックマンタ!

しかもブラックマンタ、前日に見た個体よりも大きい。
ここも流れていたのだが、なぜか座ったところで体が固定され、ゆっくりブラックマンタを正面から観ることができた。

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写真提供:アキラさん

ブラックマンタの周囲をキンギョハナダイが乱舞しており、オレンジ色の紙吹雪がマンタに降り注いでいるようで華やかだ。
コモドブラックマンタ
そしてまた私の頭上にくるブラックマンタ・・・。

は〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
最後のダイビングで、ここまでマンタを堪能できるなんて・・・!
いやー、最高でした。

コモドのデイトリップ・ダイビングまとめ

憧れていたコモド。
終えてみての感想は「もう一回行きたい〜!!!!」

カラフルで賑やかな海に、かなり満足感を得ていたのですが、「まだまだポイント開拓中です!」とアキラさんが言うので、次はもっと面白いかも!?と期待感が。
何より、1週間以上の休みを取らなくても、コモドでダイビングができるというのは嬉しい話だ。

そして、実は陸もかなり楽しかったのです・・・!
コモドの陸情報は次の記事でご紹介します♪

雨季のマンタ、カラフルな魚たちと賑やかなコモドの海。
今まで忙しくて諦めていた方も、デイトリップで行ってみては!?

■ショップ紹介
コモドオーシャンアカデミー
2019年8月にオープンした、ダイブナビ直営のダイビングショップ。
コモドオーシャンアカデミー
短い休みでもコモドのダイビングを楽しんでほしい!
という思いで、デイトリップでのダイビングサービスを提供している。

メインでガイドをしているアキラさんは、石垣島、神奈川、ニューカレドニア、タイ・シミランなど様々な海を経て、コモドへ。
アキラさん
まだあまり知られていないエリアの開拓も積極的に行っているところで、これからもっと面白くしていきます!とのこと。
水中、陸のサポートもバッチリなので、流れなど不安がある人は事前に伝えておこう。

ダイビングポイントへの移動はローカル船ではなくスピードボートを導入し、通常120分かかる移動を60分に短縮、日本人スタッフの乗船など、ハード・ソフト面でも快適なサービスを提供。
ダイビング後の、コモドドラゴンツアーなども、アレンジしてくれる。

機材提供:OLYMPUSINON
Sponsored by エス・ティー・ワールド

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writer
PROFILE
IT企業でSaaS営業、導入コンサル、マーケティングのキャリアを積む。その一方、趣味だったダイビングの楽しみ方を広げる仕組みが作れないかと、オーシャナに自己PR文を送り付けたところ、現社長と当時の編集長からお声がけいただき、2018年に異業種から華麗に転職。
営業として全国を飛び回り、現在は自身で執筆も行う。2020年6月より地域おこし企業人として沖縄県・恩納村役場へ駐在。環境に優しいダイビングの国際基準「Green Fins」の導入推進を担当している。休みの日もスキューバダイビングやスキンダイビングに時間を費やす海狂い。
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