ミンククジラ遭遇率100%をキープできるか?GBRクルーズ6日目
ミンキー(ミンククジラ)狙いのディープシーダイバーズデン・TAKA号クルーズ。
ダイビング最終日は、午前中のファンダイビングからスタート。
午後は、GBRを代表するポイントのひとつ「スティーブズボミー」へ。
リサーチャーのデータによれば、シーズン中の「スティーブズボミー」でのミンキー遭遇率は23%。
最も遭遇率の高い「ライトハウスボミー」の61%に比べれば低いが、1クルーズ目で越智カメラマンが大当たりしているように、十分、ミンキーの狙えるポイントだ。
尖がったボミー(根)の先端に群れるキンギョハナダイが美しいポイントだが、あえてボミーから少し離れた位置で、視線はボミーと反対方向の水面付近。
前日ミンキーを外していることもあり、心と目は完全にミンキーモードだ。
結果は、ノーミンキー…。
最後のミンキー狙いポイントだったこともあり、エグジット後、「結局、初日だけだったか…」と落胆しつつ部屋で休憩していると、ドアをコンコンコンと激しくノックされ、「ミンキー!」の声。
急いでスノーケルの装備で海へ飛び込み、スタッフが流したミンキースイム用のロープにつかまり、待つこと数分。
ミンキー大接近!
流線型の光沢ある美しい肢体が目の前までやってきて、その優しい眼差しで見つめられると、出会った瞬間の興奮は徐々にクールダウンし、穏やかで幸せな気分に満たされる。
好奇心旺盛なミンキーは、一度出現すると、平均2時間近くは周囲を行ったり来たりしているので、急がずエントリーしなくても十分にウオッチング可能。
向こうから接近してくるチャンスは結構ある。
手が届くほどのミンキー体験。
最後の最後でラッキーだった。
…と思いきや、さらなるサプライズ。
※
ミンキーにはまったく期待せずに潜った最終ダイブ。
潜降し終えて、さあ移動を開始しようと思ったその時!
視界の悪い海の向こうから、ぬぅっと巨体が目の前に。
ダイビングでミンキー!
ミンキーを見つけてから海へ入るスノーケリングと異なり、ダイビング中は“遭遇”に期待するしかないが、最終ダイビングで劇的な遭遇。
これで、越智カメラマンは1クルーズ目の3日間に続き、2クルーズ目でも毎日のミンキー遭遇率100%継続中(水中での遭遇率は5/6)。
クルーズ1航海での遭遇率はもちろん100%だ。
「シーズンを狙えば、ミンキーは100%会えますよ」を検証する取材。
残り1クルーズを残して信憑性を帯びてきた。
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