4頭のミンククジラと水中で遭遇!スピリット・オブ・フリーダム号で行くミンキークルーズ
3クルーズ目のスピリット・オブ・フリーダム(SOF)は、ダイビングが中3日間。
初日はチェックダイビングを含む、ミンキー(ミンククジラ)確率の低いダイビングポイントなので、実質チャンスは2日間。
しかし、あいにくの強風で、取材期間中で最もバッドコンディション。
ミンキー狙いの2日目も、ポイントが限られてしまい、キャプテンとトリップディレクターが翌日に賭ける作戦に出て、この日はノーミンキーに終わる。
3クルーズ目にして、遂にノーミンキーで終わるのか…。
そんな不安の中迎えた最終日。
作戦通り、午前中に、ミンキーの確率が最も高いリボンリーフNo.10「ライトハウスボミー」へ移動すると、早速、船上からミンキーの姿!
少しホッとするも、水中で会えなければ意味がない。
ダイビング装備でエントリーし、アンカーロープでしばらく待機していると、早速、1頭のミンキーが登場。
ツーッと滑るように目の前を右へ左へ横切るミンキー。
同じコースを行ったり来たりしているミンキーは、こちらに危険がないことがわかると、徐々に距離を詰め、正面から向かって来たり、頭上を通り過ぎたりと、ちょっとおちょくられている気分(笑)。
やがてミンキーは数を増し、1頭から2頭へ。
そして、最後は4頭のミンキーが登場!
最後の最後で、ミンキー狙いの取材は、最高のクライマックスを迎えたのでした。
脚本でもあるかのようなミンキーの演出がにくい。
まあ、実際は、悪天候の中、SOFのクルーたちが頭を悩ませながら、ルートやポイントの選択をしてくれたおかげ。
前日、ライトハウスボミーを狙っていたら、おそらくノーミンキーで終わっただろう。
多謝。
なんて余韻に浸っていたら、「ライトハウスボミー」を離れる間際になって、水面にミンキー7頭が登場。
やっぱり、演出なんてわかってなくて、気まぐれなミンキー(笑)。
結局、後ろ髪引かれながらのミンキーとのお別れとなったのでした。
スピリット・オブ・フリーダムのミンキースタイル
まず、SOFの詳細情報は、昨年レポートしたこちらをご覧ください。
グレートバリアリーフをクルーズで潜る良さとは?スピリット・オブ・フリーダム号の全て | オーシャナ
昨年紹介したように、SOFでは、ケアンズ発3日間「コッドホール」コース(帰りはリザードアイランドからセスナ)と、リザードアイランド発4日間「オスプレイリーフ」(行きがリザードアイランドまでセスナ)、あるいは通しの1週間という3パターン。
ミンキーだけを狙うトリップではなく、コッドホールやオスプレイリーフが大きな目的で、その上でミンキーを狙うスタイルだ。
1週間コースに乗船できれば言うことないが、前後半いずれかの場合、どちらが狙いやすいのか?
SOFのマネージャーによれば、例年、ミンキーは6月中旬から7月中旬が本格シーズンで、シーズン中はリボンリーフNo.10付近がメインとなる。
なので、シーズンど真ん中は、同じくリボンリーフNo.10にある「コッドホール」を狙うケアンズ発3日間がオススメで、実際、今取材班が乗っているのもこのコース。
そして、大当たりしたのは先述したとおり。
ただ、例年、7月後半、ミンキーは南下し、リボンリーフNo.3の「スティーブズボミー」周辺がメインとなるとのことなので、その場合は4日間コースの方が、チャンスが増える場合も。
しかし、出現時期については、今回、越智カメラマンが6月にもかかわらず「スティーブズボミー」で大当たりしているので、年によって違いがあるのだろう。
※
専用シェフが乗っていて食事が美味しく、かゆいところに手が届く、キメの細かいサービスが嬉しいSOF。
例えば、1ダイブごとのタオル、Wi-Fiフリー、インスタントではないコーヒーが飲めるエスプレッソマシーン(これ、かなり嬉しかった…)、ディナーにアルコールの1杯サービスなどなど。
ジャイアントポテトコッド、あるいは、秘境のオスプレイリーフを楽しみつつ、ミンキーを狙える贅沢なクルーズを満喫したい人におススメだ。
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