ミンククジラに逢いに行く!グレートバリアリーフ特集(2014.6-7)(第3回)

生物との近すぎる距離感!グレートバリアリーフ・デイトリップの魅力

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オーストラリア、グレートバリアリーフのナポレオンフィッシュ(メガネモチノウオ)

ダイブセブンシーズのソラ君(早川空)に連れられ、クイックシルバー社のスウィフト号に乗ってデイトリップ(日帰りダイビング)へ。

フリンリーフにエントリーすると、早速出ましたナポレオンのナイジェリ君。

デイトリップ定番のアイドルで、とにかく距離が近い!
大げさでなく、文字通り、目と鼻の先までやってきます。

オーストラリア、グレートバリアリーフのナポレオンフィッシュ(メガネモチノウオ)

和名はメガネモチノウオ。頭の突起が皇帝ナポレオンのハットに見えることからナポレオンという英名に

その理由は、身も蓋もない話、餌付けですが、いろいろなポイントにナポレオンがいて、それぞれ名前がついていて、まるでワンコのよう。
特に、相棒のフォトクルーとのコンビは見ていて微笑ましくもあります。

フォトクルーとは、船上、水中でゲストの写真を撮って、あとで写真を販売するクルーのことで、最も売れる写真は、「スタッフより稼ぐ」といわれるナポレオンとの2ショット。
※写真は16ドル

ナイジェリ君はフォトクルーのことを覚えていて、彼を見つけると駆け寄り、その後ろをぴったり。
ゲストのそばに寄っていっては二人で荒稼ぎ。
まるで、流しのギター引きと歌い手のようです。

オーストラリア、グレートバリアリーフのナポレオンフィッシュ(メガネモチノウオ)

フォトクルーがカメラを構えると、すかさずナポレオンがすっと僕の目の前に写り込み、パチリ

たまに、はぐれてしまっても、フォトクルーがベルをチリンチリン鳴らしながら「お~い、こっちこっち」と手を振ると、一目散に駆け寄るのです。

オーストラリア、グレートバリアリーフのナポレオンフィッシュ(メガネモチノウオ)

犬の散歩のように後ろにぴったり。いつでも一緒

ナポレオンだけじゃない!?
海の生き物たちとの距離感

ナポレオンと並ぶ人気者がカメ。
タイマイも見かけますが、やっぱり、カメらしいカメ、アオウミガメが人気。

エサに夢中のカメ君の後頭部をしばらく見つめていると……

オーストラリア、グレートバリアリーフのアオウミガメ

「ん?」 気づかれました。普通はここで逃げていくわけですが……

オーストラリア、グレートバリアリーフのアオウミガメ

むしろ、来る! 「なんだ、これ?」

オーストラリア、グレートバリアリーフのアオウミガメ

2ショットの自分撮りもできてしまいます。

オーストラリア、グレートバリアリーフのアオウミガメ

自然の生き物としてどうなのよ? と思うほど、警戒心がありません。

定番の人気者だけでなく、デイトリップで潜る海の生き物たちは、餌付けされていなくても、警戒心が薄く、とにかく寄れます。

普通は寄れない群れとの距離感には、特に驚きます。

オーストラリア、グレートバリアリーフの魚の群れ(ササムロ)

ササムロも目の前を通り過ぎます

おそらく、何十年も毎日のようにやってくるダイバーにすっかり警戒心がなくなってしまったのでしょう。

とにかく近づけるデイトリップエリアの海の生き物たち。
まるで、自然の水族館に潜っているような、その距離感が魅力です。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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