大瀬崎から世界の海まで、どこへでも潜りに行きたい!注目の若手水中写真家・茂野優太さんの新連載がスタート
こんにちは。水中写真家しげです。
僕は水中写真家と名乗ってはいますが、
水中写真家としての実績はほぼ皆無……
そんな僕に編集長からオーシャナで「連載」書いちゃいなよ!と誘っていただき、今月からオーシャナで「連載」として記事を書かせていただくことになりました。
素直にうれしい!
死ぬ気で頑張っちゃいますよ!!
連載のテーマはあれこれ悩みましたが決めました!
タイトルは水中写真家・茂野優太の「GO DIVE!~大瀬崎から世界の海まで~」です。
このタイトルには大瀬崎のような身近な海から世界の果てまで、どこへでも潜りに行きたい。
世界中の海に敬意を持って向き合い、紹介したいという思いから決めました。
世界は広いということ
連載をするにあたって、僕が水中写真家になろうと思った理由を紹介させて下さい。
僕が初めて海に潜ったのは学生時代でした。全青春をダイビングに捧げたといっても過言ではないほどダイビング漬けの学生生活でした。あやうく留年しかけたほど……
しかし、そんな僕も周りの環境に影響されリクルートスーツを着て就職活動に奔走し、なんとか内定をもらえた金融機関に就職しました。
金融機関の仕事は楽しいこともありましたが、日々積み重なるノルマや忙しさに精神的に辛いことの方が多かった。
会社がすべてで気持ちよりも収益や効率優先で自分が否定されているように思え、本当に辛い日々でした。
そんな苦しい状況で助けられたのが、SNSに流れて来た1枚の水中写真でした。
もう、どんな写真だったかも覚えていません。そんなに上手な写真じゃなかったのかもしれません。
でも、SNSに流れて来たその1枚の水中写真を見たときに、ふっと心が軽くなったんです。
”ここだけが世界のすべてじゃない!もっと広い世界があるんだ”と。
僕もそういう写真が撮りたい。と本気で思い、
会社を辞め、水中写真家を目図すことを決心しました。
僕は「写真には人生を変える力がある」と本気で信じています。
この連載も1人でも多くの人に届くように。
もしかしたら、誰かの人生を変えられるようにと願い、全力で取り組んでいきます!
ホームグラウンドは大瀬崎
連載タイトルに“大瀬崎から世界の海まで”とあるので気づいた方もいるかと思いますが、僕にとっては伊豆半島・大瀬崎の海がホームグラウンドです。
みなさんもCカード講習やスキルアップなどで1度は訪れたこともあるのではないでしょうか?
僕もこの大瀬崎の海でCカードを取りました。
以来、この海をホームとし、年間200本は大瀬崎でダイビングをしています。
さて、この連載を始めるにあたって、僕を突き動かす原動力となったのものは「まだ見たことない世界を見てみたい。」この思いが1番強いです。
普段潜り慣れている大瀬崎も素晴らしい海ですが、まだまだ世界には僕の知らないすごい海があったり、魅力的なガイドの方がいたり、新たな発見だらけです。そんな景色を自分の中で消化して、皆さんに届けたい。
すでにオーシャナではセブ島リロアンやバリ島のトランバンの記事を書かせていただきましたが、ここでも新たな発見がありました。
▶セブ島の最南端!ダイビング天国・リロアンには夢幻の色がある!?背景にこだわってもっと魅力的な水中写真を
▶バリ島トランバンでダイビング!早朝ワイド、日中マクロと”真逆の顔”を見せる「沈船リバティ号」の魅力
この2つの取材では、皆さんにとっては当たり前かもしれませんが、水中は想像以上にカラフルで色に溢れているということを身をもって体験してきました!
珍しい被写体を狙うだけじゃなく、シチュエーションや写真の背景を意識すると、こんなにも見え方が変わるんだと。
そしてふと、リロアンとトランバンの海を潜って思ったことがあります。
大瀬崎の海も気づいてないだけで、想像以上にカラフルなんじゃないか。
そう思って改めて大瀬崎の海を潜ってみると……
めちゃくちゃ多くの(非常に多彩な)色合いがあったんです!!
ピンクやオレンジといったこんなにカラフルな世界が、いつも潜っている大瀬崎にあることも気づけていなかった。
これは、ほんの一例に過ぎません。
他にも、生物たちの生態行動の美しさだったり、透明度の良くないグリーンの海がふと美しく見えたり、まだまだ身近な海にも気づけていない発見がたくさんあるんです!
“見たことない世界”は、目の前にもたくさんあります。
だから僕は、大瀬崎のような身近で誰でも安心して潜れる穏やかな海をベースに、伊豆中、日本中、そして世界中を潜り歩きます。
そこで見つけた新たな発見や気づきをオーシャナで発信したいと思いますので、どうぞ応援よろしくお願い致します。
再び、大瀬崎の海に戻ってきたとき、目の前の景色がどんな風に見えるのか?
今から楽しみです!
茂野優太さんのプロフィール
「まだ見たことない世界を見てみたい」をモットーにダイビングに関わることは、なんでもこなす。
学生時代にダイビングにハマり、銀行員に就職するもダイビングの魅力が忘れられず、ダイビングの世界に。
水中写真家・茂野優太の「GO DIVE!~大瀬崎から世界の海まで~」(連載トップページへ)
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