こんなドロップオフ見たことない! 〜テニアンの2大ポイント「テニアン・グロット」と「フレミング」〜
サイパンを超える透明度と地形!?
手つかずのテニアン
透明度40〜50mも当たり前、地球のダイナミズムを感じる地形。
そんなサイパンをしのぐ透明度と地形の海として知られる海がテニアンです。
濃密な緑が茂る“秘島”まで、サイパンから南西へ約5km、小型飛行機で約15分の好アクセス。
伊豆大島と同じくらいの大きさの島内に、約3000人がのんびりと暮らしています。
現在テニアンには、日本人が経営しているダイビングショップがないので、サイパンからの遠征ダイビングが基本。
遠征とは言っても、ダイビングボートに乗って約50分ほどで、半日で2ダイブが可能です。
ということで、早速、ワンダーシーさんの自社ボートで、取材班は、テニアン遠征ダイブへ!
テニアンに着くと、サイパンとはまた違う、海の青さ!
木々の緑と、空と海の青のコントラストが美しすぎます……。
今回は、テニアンの中でも、特に人気の2大ポイントを案内してもらいました。
圧倒されるほどのドロップオフ
「フレミング」
ド迫力の地形が迫る「フレミング」。
濃いブルーの水中を進むと、水深10m前後の巨大な棚が姿を現します。
カーテンのようにやさしく差し込む光にうっとりしながら水面を見上げると、うって変わって、岩にあたって激しく砕ける波を水中から見ることができます。
棚の中を進んでいくと……。巨大なクレバス発見!!
ちょうどダイバー1人が余裕を持って入れるようなサイズの亀裂が、ダイバーを誘います。
気分は、未知の世界に足を踏み入れる冒険家。
興奮を胸に、いざ、侵入〜!
クレバスを通り抜けて外側に回ってみると、今度は壮大すぎるドロップオフがどーーーーーん!
これぞ、「フレミング」一番の見どころです。
ダイバーが小さく見えるほどのドロップオフは、棚から海底60〜70mの深さまで垂直に落ち込んでいます。
まるで底なしの海のよう。深い青に吸い込まれるかのような感覚に陥ります。
透明度がいいので、しっかり水深の管理をしていないと、気づかないうちに深度が下がっていることもあるので、要注意。
潜りに行く前に、中性浮力のスキルを身につけておきましょう。
安全停止をしてエキジットに向かう途中では、水の色にもぜひ注目を。
深い青から、淡い水色へ。海はその色彩を変化させ、さまざまな顔を見せてくれます。
ボートで楽々エントリー
「テニアン・グロット」
「グロット」といえば、真っ先に思う浮かぶのはサイパンの洞窟ポイント。
ですが! テニアンにも存在します。その名も「テニアン・グロット」。
こちらは、急で長い階段を登り降りしなくてはならないサイパンの「グロット」と異なり、ボートポイントなのでエントリーしてすぐINNできるんです。
体力に自信のない、女性にこそオススメかも。
さっそく、「テニアン・グロット」を覗いてみましょう。
エントリーから泳いで5分もかからずに、洞窟の入り口に到着。
サイパンの「グロット」には、3箇所の横穴が空いていますが、「テニアン・グロット」には上や横など、さまざまな方向にさまざまな形の穴が空いています。
しばし、洞窟の中を探索。 季節や時間帯によって、光が入ってくる角度が変わります。
ぜひ、自分のお気に入りの場所を見つけてみてください。
カメラ派ダイバーは、好みの穴で撮影に没頭するのもいいかもしれません。
洞窟中の最大水深は20mを超える場所もあるので、ときどき水深をチェックすることを忘れずに。
思う存分堪能した後は、ぜひ洞窟の上へ!
すると、岩の隙間からジャグジーのように泡がポコポコと湧き出てきています。
岩から泡?? コレ、なんだと思いますか?
実は、洞窟内でダイバーが吐いた泡が洞窟の上部に溜まり、出てきたものなんです。
泡に光が反射してキラキラと輝く瞬間は、とても幻想的!
なかなか見ることができない光景なので、ここでも遊んじゃいましょう。
まだテニアンで潜ったことがないという方は、サイパンとはまた全然違ったビッグスケールな海を堪能してみてください!
生物にもぜひ注目を!
透明度がいいということは、魚の餌となる、浮遊物が少ないということ。
よって、魚影がすごく濃いとは言えませんが、それでも魅力的な生物がたくさんいます。
こちらはメスの写真ですが、スミレナガハナダイは、生まれた時は全てメス。
成長するに従って、オスへと性転換していきます。
オスになると、ピンク色に変化します。 派手な体色が華やかです。
タイミングが良ければ、メスからオスに変わっている途中のおかまちゃんも見られるかも!? そのほかにもクマノミや、モンツキカエルウオにナンヨウハギ、ハタタテハゼなど、よく見るとたくさんの生物が住み着いているので、フィッシュウォッチングにも事欠きません。
※
思ったより、サイパンからテニアンまでは手軽にアクセス可能。。
遠征する価値アリ、いや、大アリですよ!
(撮影:関戸紀倫)
Supported by ワンダーシー
ワンダーシー
2隻の自社ボートを所有し、サイパン、テニアンの海を自由自在に動きまわるダイビングショップ。
ダイビングインストラクターは全て日本人なので、言語の心配もありません。
日本人ならではのきめ細やかなサービスを受けることができます。
女性スタッフが多く、皆明るく元気ハツラツ。女性ゲストも安心して楽しめますよ。
◯NMDOA(北マリアナ諸島ダイビング事業者協会)
◯株式会社キヌガワ cocoloa
◯株式会社タバタ TUSA
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