【取材レポート】ここがすごかった! サイパン・テニアン・ロタの魅力10(第1回)

アジ玉だけじゃない! 見どころが満載すぎる 、「ラウラウビーチ」の5つの魅力

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サイパンのなかで人気上位のポイントといえば、「ラウラウビーチ」。

アジが群れで泳ぎ回っている、通称“アジ玉”が有名ですが、他にはなにが楽しめるんだろう……。と取材班。

MSCサイパンの山口仁さん(通称・トシさん)に聞いてみると、「ラウラウビーチはアジ玉だけじゃないから! 生物が豊富だし、あとイチオシの穴場スポットもあるよ。ちょっと遠いけど行ってみる?」とのお言葉が。

「穴場スポット!? ぜひぜひ行きます!」ということで実際に潜ってきた、「ラウラウビーチ」の魅力を5つにまとめて徹底解説していきましょう!

聞いていたのと実際に目の前で見るのとでは大違い!
10mほどの水深を上から下まですべて覆い尽く超魚群は圧巻です。

ダイバーの周りを渦巻き、球になったかと思うと弾けるように爆発し、竜巻のように立ち昇る。

間違いなく、これはすごい。すごすぎる……。

初心者から上級者まで楽しめるポイントなので、ぜひ、すべてのダイバーに潜って欲しい。
ということで、実際に潜って感じた魅力を5つにまとめて徹底解説していきましょう。

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<魅力1>
初心者も潜りやすい
比較的穏やかなことが多い海況

「ラウラウビーチ」がある場所は、大きな湾に囲まれています。

よって、天候により他のポイントの海況があまりよくないときでも、比較的穏やかなことが多いポイントです。
いつでも潜れるというのは大きな強み。
体験ダイビングや初心者、ブランクダイバーも潜りやすく、Cカード講習にも使われることが多い場所です。

<魅力2>
その大きさに圧倒
ビーチエントリーしてすぐに大迫力の魚群!

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名物のひとつである、有名な、巨大アジ玉!

今回取材で「ラウラウビーチ」2本潜りましたが、1本目は残念ながら見られず……。
それはそうですよね、自然界にいる生物だし……と思いながらも、やっぱり残念。

気を取り直して2本目。
他の生物を紹介してもらいながらも、肝心のアジ玉はなかなか見れなくて、「2本目も外した!? えー見たかった……」と思っていたら、トシさんが興奮気味に指を指します。

「え! ついにいた!?」と思い、指差す方向を見るものの、大きい岩があるだけ……
と思いながらもよく見ていると、「ん? 動いてる……? え! あれがアジ玉!? 」

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ついに見ることができました!
群れを作って、広がったり、固まったり、自由自在に形を変えていきます。
その姿は、遠目から見ると玉というより岩!? むしろ壁……!?
タイミングによりアジの数は増減しますが、多いときは高さ10m、横幅20mほどになることも。

「すごい」とは聞いていたものの、実際に目の前で見るのとでは大違い!
ダイバーの周りを渦巻き、球になったかと思うと弾けるように爆発し、竜巻のように立ち昇ります。

間違いなく、これはすごい。すごすぎる……。
超圧巻のその姿、サイパンに行った際はぜひ見ていただきたい光景です。

アジは、昼間は泳ぎ回り、寝るために海岸近くに来るので、どちらかというと、朝や夕方の方が見られる可能性上がるとのこと。
ただ、アジの群れの性格によって、臆病だと沖のほうに行ってしまうけど、あまり気にしない強い性格だと昼間でもわりと近くにいるようです。
そういった目線で見ると、また別の見方ができて面白いですね。

<魅力3>
一緒に写真も撮れるかも!?
人懐っこすぎるアオウミガメがいる

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ダイバーの人気者といえばカメ。

人に慣れていないカメは発見しても逃げてしまい、全然近寄れないことも多々あります。
でも、ここにいるアオウミガメは、もちろんそのカメの性格によりますが、まったく人のことを気にしません!

出会ったうちの1尾は、どんなに近寄っても、人を気にする様子なんて少しもなく、無心で食事をしています。
写真を撮ったり、一緒に遊んでもらっていると、急に動きだしました。
どうしたのかと思ったら、息継ぎしに水面に行って、また同じ場所に戻ってきたのです。

どれだけお腹が空いているのでしょうか……。

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これだけ近寄れるので、一緒に写真を撮ることも可能です。
もちろん触れる距離にいても、ガイドの指示にきちんと従って、生き物には優しく接してあげてくださいね。

<魅力4>
見どころはワイドシーンだけじゃない!
豊富なマクロ生物

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ワイドシーンばかりを紹介してきましたが、マクロ生物も充実している「ラウラウビーチ」。
マリアナを含む、ミクロネシアの固有種であるオレンジフィンアネモネフィッシュは、日本では見ることのできないクマノミです。

また、同じくミクロネシアの固有種である、ダスキーアネモネフィッシュ。
こんなにかわいい幼魚を観察することもできます。
つぶらな瞳、かわいすぎる!

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イソギンチャクが覆われ、ダスキーアネモネフィッシュがたくさんいる、通称・ダスキー城もあるとのこと。
興味のある方はぜひガイドさんにリクエストを。

<魅力5>
ガイドのトシさんから聞いた穴場スポット
サンゴでできたトンネル!

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ついに、最初に言われていた「穴場ポイント」に行くことに。
エントリーしてから、泳いで約10分。
ワクワクしながらトシさんについていきます。

水深20mほどのところにその場所はありました。

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決して行きやすい場所ではないので、あまり有名ではないのですが、美しい地形を楽しめるポイント。
しかも、ただの地形ではなく、なんとサンゴでできたトンネルです!

中に入ってみると、ダイバーが1人通れるくらいの空間が。
少し狭いのですが、サンゴとサンゴの間から光がところどころ差し込み、とても美しく、幻想的な空間が広がっています。

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「ラウラウビーチ」はもう何回も潜っているしなあ……というダイバーにもぜひオススメしたい、超穴場スポットです。

魅力が満載の「ラウラウビーチ」。
ぜひサイパンに行った際は、潜ってみてくださいね!

(撮影:関戸紀倫)

supported by MSCサイパン

トシさん

MSCサイパン

1972年に設立されたMSCサイパンは、これまで無事故の老舗ダイビングショップ。
オーナーの山口仁さん(トシさん)は、サイパン歴25年。
海も陸も何でも知っているのはもちろん、面倒見がよい、頼れるサイパンのお兄さん的存在です!
また、NMDOA(北マリアナ諸島ダイビング事業者組合)の代表でもあり、NMDOAを通してサイパンのダイビングの安全や発展に力を注いでいます。

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NMDOA(北マリアナ諸島ダイビング事業者協会)
株式会社キヌガワ cocoloa
株式会社タバタ TUSA

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PROFILE
1989年生まれ。
専門学校を卒業後、歯科衛生士として歯科医院に務める。
多忙な日々を送る中で、ハマったダイビングとカメラと旅行。
オーシャナとの出会いで一念発起し、歯科医院を辞めカメラマンを目指すために東京から伊豆へ移住。
昼はダイビングサービスを手伝い、夜はアルバイトをしながら1年間で450本潜っていたが、耳の問題でドクターストップがかかり東京に戻ることに。
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