オーストラリア東海岸、関戸紀倫Dialy〜ドライブ&ダイブサファリ〜(第1回)

【Day1】 ただいま、オーストラリア! 東海岸縦断の旅が、今、始まりを告げる!

エコー・ポイント(Echo Point)展望台からのスリー・シスターズの夕暮れ オーストラリア東海岸、関戸紀倫Dialy〜ドライブ&ダイブサファリ〜

陸も海もまるごと楽しむ
それがドライブ&ダイブサファリスタイル!

オーストラリアのダイビングポイントといえば、世界的に有名なグレートバリアリーフ(GBR)。
インストラクター時代に僕も、ガイドとしてグレートバリアリーフの海の中を案内していたことがある。
いくども足を運びたくなるほどに、世界一美しいサンゴ礁が広がっているといっても過言ではない。

……が実は、まだ日本人にはあまり知られていない、ダイナミックなダイビングポイントが存在する。

今回は、その一部のシドニーからケアンズ間のオーストラリア東海岸の有名ダイビングポイントを巡っていく。
シドニーからケアンズの海岸線は、距離にして、約2600kmだ。

しかも、東海岸を車で走りながら有名ダイブサイトを潜り、道中に広がる世界遺産の絶景やオーストラリアの大自然を楽しむダイブサファリスタイル!

東海岸をドライブ&ダイブしながら縦断!

東海岸をドライブ&ダイブしながら縦断!

2014年に3ヶ月間かけて車でオーストラリアを一周した経験もあり、オーストラリアの事ならなんでもお任せ! の僕が、旅行記をつづっていきます。

ではさっそく、はじまり、はじまり〜。

Day 1〜シドニーからブルーマウンテン〜

オーストラリアに到着
ドライブスタート!

日本を夜22:00に発ち、オーストラリアはシドニー国際空港に8:30に到着した。
サマータイムの今、時差はプラス2時間だ。
予約していたレンタカー会社に連絡を入れて空港まで迎えに来てもらう。
レンタカー店にチェックイン後、シドニーの街から内陸におよそ113km、ブルーマウンテン国立公園を目指して走り出した。

オーストラリアの道は約1年半ぶりに走るが、つい最近まで走っていたように安心感を覚える。
2年前にオーストラリアを一周した時は総走行距離は実に27,000km。
一日800km走ったこともあったので113kmという数字は、まるで新宿から渋谷を走るようなご近所感覚!

というのは冗談で、たとえ113kmであろうとも運転には集中あるのみだ。
1時間くらいでブルーマウンテン国立公園の町グレンブルック(Glenbrook)に到着。
インフォメーションセンターで無料の地図をもらい、もう一度ロケ場所を再確認したり、現地の最新情報を入手する。
世界中どこでもそうだが、オーストラリアは特に、各地にインフォメンションセンターが多く点在するような気がする。
気づけば、お昼をまわっていたので近くにあったパン屋さんでサンドウィッチとパイを食べて力をそなえる。

そして、お昼を食べて最初のポイント「ウェントワース・フォールズ(Wentworth Falls)」に到着した。

ウェントワース・フォールズの駐車場のルックアウトからの景色

ウェントワース・フォールズの駐車場のルックアウトからの景色

ウェントワース・フォールズで
まず大瀑布を撮影

ここのポイントはブルーマウンテンから眺める絶景と落差が187mもある滝があり、多くの観光客が足を運ぶ人気スポットだ。
滝の真下までおりれるが、相当な体力と気合が必要だ。
今回は時間もあまりない(という言い訳で。笑)ので、大体の方が来るポイントまできて、上から滝を眺めるコースで撮影した。

ウェントワース・フォールズの一番下までの道はダイナミック

ウェントワース・フォールズの一番下までの道はダイナミック

ブルーマウンテン国立公園は、世界自然遺産に登録されているグレーター・ブルー・マウンテンズ(Greater Blue Mountains)の一角だ。
標高およそ1000mの山々が同じ位の標高で続いている場所だ。

各山には町があり、そこに展望台もある。
有名どころは「ウェントワース・フォールズ」「カトゥーンバ(Katoomba)」「ブラックヒース(Blackheath)」などの町で、多くのホテルやレストランがあり、展望台などへのアクセスが簡単だ。

ウェントワース・フォールズを経て、次にやってきたのがカトゥーンバという町。
今夜はここの町で寝泊まりするため、とりあえず予約していたホテルにチェックインした。
ホテルのおじちゃんから、地元人しか知らない近くのスポットなど美味しいレストランの情報などをいただきつつ、17:30頃のサンセットに合わせてブルーマウンテン国立公園で一番有名なスポット「スリー・シスターズ(Three Sisters)」へ行き撮影の準備。

エコー・ポイント(Echo Point)展望台からのスリー・シスターズの夕暮れ

エコー・ポイント(Echo Point)展望台からのスリー・シスターズの夕暮れ

スリー・シスターズは「三姉妹」という意味でブルーマウンテンの絶景をバックに三つの岩がキレイに並んでいることから三姉妹とつけられた。
ちょうど山脈の後ろに陽が落ちるので多くの観光客がそれを見にいく。
僕も負けじと三脚を立てて撮影に没頭した。
気づけば美しい夕焼けも終わり、お腹が空いたところだ。

オージービーフをかっ食らう!
満腹で次の撮影へ

観光地ということもあり、レストランは多く、中華、イタリアン、フレンチと、バリエーションは豊富だ。

「オーストラリアに来てオージービーフを食わないで帰れるかーっ!」ということで、ホテルのおじちゃんにいただいた情報をもとに「パパディノス・カトゥーンバ(Papadino’s Katoomba)」というレストランへ行き、メニューに載っていた美味しそうなステーキを速攻でオーダー。

お肉をまってる間に周りを見回してみると、ファミリーやカップルが目立つ。
明日の計画を見直していると、ついにステーキがやって来た!

……ん?? 超巨大!!!

「Good Luck!」と店員さんに言われ、他のお客さんも「若いね〜」とか「おお!兄ちゃん、やるね!」と目立ってしまった。メニューを改めて見てみると、横に900gと書いてあった。。。
あまりにもお腹が空いていたので、見事に量の確認を忘れていた。
疲れていたの、か?

カトゥーンバのレストランで間違えてオーダーした900gのオージービーフ

カトゥーンバのレストランで間違えてオーダーした900gのオージービーフ

でも、大食いの僕(!?)なら、いける気がする!
ひたすら食べる。食べる。食べる……が、なかなか減らない。

あと100gくらいのところで「ギブアップ!」。
味はすごく美味しかったけど、皆さんも量の確認はしましょうね(って、普通はしますよね!)。
そんなこんなでお腹いっぱいになった後、もう一度カメラを持ってスリー・シスターズがある「エコー・ポイント」へ戻ると、今度は満天の星が迎えてくれた。

無数の星が煌めくブルーマウンテンの夜空

無数の星が煌めくブルーマウンテンの夜空

ホテルに戻り今日はここまで!

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

オーストラリア東海岸、関戸紀倫Dialy〜ドライブ&ダイブサファリ〜(連載トップページへ)

  1. 【Day1】 ただいま、オーストラリア! 東海岸縦断の旅が、今、始まりを告げる!
  2. 【Day2】ブルーマウンテンの大自然をドライブ! そして、いよいよダイビングショップに到着
  3. 【Day3】 40匹のシロワニが出現! ~秘境「ネルソンベイ」で、驚異のサメダイビング~
  4. 【Day4、5】 なんだか伊豆っぽい!? ネルソンベイでマクロと遊ぶビーチダイブ
  5. 【Day6】 水底を埋め尽くすカーペットシャークと100mの大トンネル ~東海岸で人気の「フィッシュロック」を潜る~
  6. 【DAY7】 360kmをゆったりドライブ。そして、オシャレなサーファーの街、バイロンベイへ!
  7. 【Day8】 世界でも希!? トラフザメ30匹の群れ ~面白すぎるぞ、バイロンベイ「ジュリアンズ・ロック」~
  8. 【Day9、10】 2日で1600kmを走破! ~50m貨物トラック、ロードトレインの砂煙~
  9. 【Day11】 105年もの間、水中に潜む沈船「ヨンガラレック」は、濃密な生態系の宝庫!
  10. 【Day12】夢の城「パロネラパーク」と滝の滑り台「ジョセフィンフォールズ」で遊びながら、さらに北上ドライブ!
  11. 【Day13】水中世界遺産の「グレートバリアリーフ」で、壮大なサンゴ礁に思いをはせる
  12. 【Day14】熱帯雨林の滝「バロン・フォールズ」で感動し、ロックワラビーに癒される最終日
  13. 【最終回】 オーストラリア東海岸の旅、まとめ ~感動ポイントBest3を発表! &注目のツアー情報~
writer
PROFILE
1988年7月6日生まれ
東京にフランス人の父、日本人の母の間に生まれる。生まれて間もなくフランスのパリに移りフランス人として成長し10年。父は写真家、ダイビングインストラクター。
小さい時から父にフィリピン、タイ、ガラパゴス諸島など自然豊かな場所に連れて行ってもらい、いつの間にか自然が大好きになる。時が経ち2010年にダイビングを始め2011年から沖縄でダイビングインストラクターとして活動。2013年からオーストラリアのダイビングクルーズ船にて働くことになりそこで船内販売用に写真を撮る。今度は撮った写真をソーシャルネットワークにも載せたりするようになり友達に『世界にはこんな場所がある!こんな海がある!』などと紹介するのが楽しくなる。2014年10月にクルーズ船の仕事を終え帰国前にオーストラリアを一周することに決め念願の一眼レフを手に入れ放浪。 現在は、自然写真家として水中写真をメインに世界中を撮影し活躍中。
  • facebook
  • Instagram
FOLLOW