激レアのヤセオコゼにパラサイトするクラゲの仲間
みなさん初めまして。はごろもマリンサービス大瀬崎の井上周弥です。
今回このコンビに注目していただきたい。「ヤセオコゼとサカナウミヒドラ」です。
まずこの魚を知っている方、見た方は少ないと思います。と言うのもこの魚は大瀬崎でも年に1~2個体出るか?と言うくらい稀種な魚で、砂泥底や泥底に生息しており、しかも日中は砂の中に潜っており夜になると砂から出てきてガンガン泳ぐことなくゆっくりとした速度で這う様に行動生活するお魚と、ナイトダイビングをしないと見れない夜行性お魚です。まぁ~日中でもまれに見れる事があるんですがね(苦笑い)
そんなヤセオコゼに「サカナウミヒドラ」と言うヒドロ虫と呼ばれる数mmサイズのクラゲの仲間が、ポリプの頃にヤセオコゼの体表に付着する様で、そのサカナウミヒドラがやがて成長すると小さなクラゲ姿となりヤセオコゼから離れ海中を浮遊します。実際にクラゲ姿になったサカナウミヒドラを見たことはないんですけどね~(笑)
しかし、何故ヤセオコゼとサカナウミヒドラのコンビになったのかは?で不思議ですね。
と言うより、このコンビはパラサイトと言っていいのでしょうか??これは少し気になるところですが、魚に寄生するって事でパラサイトでいいですよね??Julia先生。
プロフィール
井上 周弥
(株)はごろもマリンサービス大瀬崎 店長 1978年生まれ。
海なし県で育ちダイビングとは全く縁がなかったが、スポーツ系の専門学校でダイビングと出会い海の素晴らしさ楽しさを知ってダイビングを専行し、インストラクターを取得。卒業後は先生の勧めではごろもマリンサービスへ入社しガイド業へ。潜るたびに大瀬崎の楽しさ魅力にはまり早や16年。安全第一をモットーに新たな生物に出会いを求め潜り、7年前にゲストから売ってもらったNikonD70で本格的に写真を始め、ニッコールフォトコンテストに受賞する。
今も大好きなアンコウ類を中心に大瀬崎の生物をNikonD800で撮影し、お店のHPやfacebookなどに日々投稿。熱烈なゲストによる自身を題材にした「井上魂」の動画やカレンダー、HPもある。
2015年3月1日から4月31日まで「琉球酒房 菜酒家FU-KU」にて鮟鱇をテーマにした写真展を開催中。
寄生虫を愛するマニアック道「パラサイト・ラヴァーズ」第2弾(連載トップページへ)
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