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宮古島ダイビング特集(2013.10)(第16回)

宮古島・南海岸エリア唯一のダイビングショップはサメ取り名人閲覧無制限

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現地からレポート
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DIVE宮古島のオーナー・ヒロさん(砂川博一さん)(撮影:越智隆治)

宮古島の南海岸エリアをメインで潜る唯一のダイビングショップDIVE宮古島のオーナーのヒロさん(砂川博一さん)。

生粋のみやこんちゅで、口数は少なく一見ムスッとして見えますが、実は人懐っこく、たまに悪戯っぽく笑う笑顔が何ともチャーミング。
漁師も兼ねており、いろんなことが他のダイビングサービスと違って独特で面白い。

DIVE宮古島のオーナー・ヒロさん(砂川博一さん)(撮影:越智隆治)

最高のロケーション!

市街地から車で30分ほどのロケーションは、周囲にダイビングサービスはなく、ここDIVE宮古島だけ。
テラスからは美しいビーチが一望でき、ゆっくりとした贅沢な時間が流れます。

宮古島南部のDIVE宮古島(撮影:越智隆治)

漁師スタイルのダイビングが面白い!

初日は何とかメインのポイントを潜れたものの、翌日から台風のうねりで、潜れるポイントは限定的。

落胆する僕らを喜ばそうと、船上で魚をさばき、何やら仕掛けを作り始めるヒロさん。
水中で魚を釣ろうとしてくれているようです。
漁業権を持つヒロさんならではのおもてなし。

宮古島南部のDIVE宮古島(撮影:越智隆治)

テグスの先に針をつけ、魚の切り身をひっかけ、海の中へ持っています。
まずは穴を掘って、針のついてない切り身を埋め、その周りに針のついた切り身を置いて、周囲の岩にテグスを縛ってスタンバイ。

獲物がかかるのを待つ間は、ケーブに入ってエビと格闘。

宮古島南部のDIVE宮古島(撮影:越智隆治)

2匹ほどエビ(ゴシキエビかな?)をつかまえて、仕掛けに戻ってみると、巨大なバラフエダイが!

DIVE宮古島のオーナー・ヒロさん(砂川博一さん)(撮影:越智隆治)

魚の散歩のようなシュールな光景ですが、いつもと違ったダイビングは率直にワクワクします。

潜った後は、ヒロさんにさばいてもらって、おいしくいただきました(新鮮で甘くてうまい!)。

バラフエダイをさばくDIVE宮古島のヒロさん(撮影:越智隆治)

人柄に集まるリピーターが率先して動くスタイル

ソファーでくつろいでいると、ゲストたちが慌ただしく動き始め、タンクや器材を車に積み込み始めます。
え? え? と思いながら僕らも積み込みを手伝い、港へ行くと、車と同じように、今度は船への積み込み。

DIVE宮古島(撮影:越智隆治)

食事の時間ともなれば、食器を出したり、盛り付けたり、片づけたりと我が家のようにテキパキ動きます。

ヒロさんという一家の主を中心に、DIVE宮古島を愛するリピーターがみんなでお店を作り上げている感じでしょうか。
親戚のうちに遊びに来た感覚で、海や島もより身近に感じられ、自分にとっては、とても心地よい空間でした。

もちろん、この時はリピーターが多かったこともあり、ゲストに強要することはないですが、自然と皆が動く感じはヒロさんの人柄なのでしょう。

ヒロさんのみぞ知る次の行動

ブリーフィングもなく、「ここ潜る」と言われるまでどこに潜るのかわからず、ダイビング後も「次、どうするんですかね~」なんて話していると「飯食ってからまた潜る」と言われたり。
次の行動は、ヒロさんの頭の中にのみあって、僕らには闇の中(笑)。

昔ながらの、BCなしのハーネスのみで潜るヒロさん。
水中では、泳ぐのが速く(ハーネスだとマイナス浮力なのでどうしても泳ぐことになる)、ついていくのにひと苦労。
途中で、あまり追いかけなくてよいことに気づき、自分のペースで潜っていると、「早く来ないかな」といった顔で先に待っていてくれます。

DIVE宮古島のオーナー・ヒロさん(砂川博一さん)(撮影:越智隆治)

いや~楽しい。

なぜか、馬と遊べる!

DIVE宮古島のポニー(撮影:越智隆治)

ダイブ宮古島には、生け簀やウミヘビ酒など他のダイビングサービスにまずないようなものがいろいろありますが、極め付けがポニー3頭。

「なんで馬がいるんですか?」と聞くと、「お客さんが喜ぶと思って」とのこと。
一緒に写真を撮ったり、散歩することもでき、ふた味くらい違う体験ができるはず。

ヒロさんはもともと動物が好きで、朝、テラスから何かをじっと見つめていたので、視線の先を見ると野良猫。
「おっぱいが張っているから赤ちゃんを産んだと思うんだけど…」と赤ちゃんの安否を機にするなど、優しい性格なんだと思います。

サメの肝油をもらえるかも!?

サメ取り名人のヒロさんは、時には尖閣まで行ってタイガーシャークなどを獲ったりします。
サメから取った肝油は、ヒロさんいわく「病気でも、飲み過ぎでも、本当に何でも効く」という滋養強壮のもと。

数があれば、貴重な純度100%の肝油をカプセルに入れてゲストに分けてくれます。
これは嬉しい。

サメから取った肝油

その他、島の観光につれて行ってくれたり、ダイビングの後はバーベキューをしたりと、親戚のおじちゃんがおもてなしをしてくれる雰囲気でした。

ヒロさんとの時間は本当に楽しいひと時でした。

僕や越智カメラマンは、ある程度の海であれば対処ができるので、正直なところ、システマチックなダイビングスタイルより、こうしたおもしろいダイビングが大好物。
なんの駆け引きなしに、人と接する人柄も何とも楽しく心地よい。
また一緒に遊びたいと思いました。

もちろん、面食らうダイバーもいるはずで、自分のことは何でも自分でできるダイバーの方がより楽しめるはず。
がっちりハマればずっと通いたい、というより会いに行きたいダイビングショップでした。

ただ、僕らが熟練ダイバーであったことや、たまたまお店を切り盛りする奥さまが帰省中で、ヒロさんとしか接していないことも大きいのかも。

他のガイドさんは初心者をきちんとケアしていたし、ホームページを見ると、Wi-Fiを入れたり、若者や初心者向けに明るい感じになっていて、奥さまや他のガイドたちは、漁師スタイルでない方向にしたいのかもしれません。

となると、漁師スタイルをおもしがっている、この記事は奥様に怒られるのかな(笑)。
でも、画一的なダイビングスタイルじゃつまらないので、ヒロさんにはずっと今のままのスタイルでいてほしいな~。

ヒロさんプロフィールはこちら。
プロフィール | 宮古島のダイビングショップ DIVE宮古島

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