2015トンガ・ホエールスイミング(第1回)

2015トンガホエールスイミング、スタート! リサーチで親子3組に遭遇

トンガホエールスイム(撮影:越智隆治)

2015年、トンガのホエールスイム。
week1のゲストが到着する日、リサーチも兼ねてストライカーで海へ。

今シーズンは、クジラは多いが、この日まで風が強くて、泳ぐのはなかなか難しかったらしい。
親子も何組か見つけられているけど、ゆっくり泳げる親子はまだかなり少なかったと聞いていた。

しかし、今日は、雲は多いものの、ほぼ無風。
風が強く吹いていて、なかなか行けなかった南のリーフへと捜索に出かけた。

すぐに、モウヌ島の南で親子を発見。
何度か入水して、水中で撮影するが、子供がまだ小さくて、母親は止まってくれない。

無線で、近く(エウワカファ島の南)で同じ会社の船が泳げる親子を発見したというので、その親子から離れて、そちらに向かう。
しばらくは近くで他のクジラにアプローチしたりして、順番を待つ。

待ってる間も、かなり子クジラがスキンダイバーの近くに近寄って来て遊んでいるのが確認できた。
母親は気にすることもなく、海中で眠っているようだ。

呼吸のために浮上してきても、特に慌てて移動するでもなく、ゆっくり移動して、あまり動かずにまた潜降して留まっていた。

親子クジラを譲ってもらい、一緒に泳ぐ。
船上から見ていた通り、子クジラはスキンダイバーに興味津々。

トンガホエールスイム(撮影:越智隆治)

特に、トンガ人ガイドのキティーが履いていた、黄色いフィンに興味があるみたいだった。

トンガホエールスイム(撮影:越智隆治)

母親が浮上してきても、ほとんど動かないでいるので、前に回り込んだりして撮影した。

トンガホエールスイム親子(撮影:越智隆治)

この日は、他に良いクジラが見当たらないらしく、別のボートが順番待ちのために集まってきていたので、母親が3回浮上して、別の船にこの親子を譲った。
譲ってからも、子クジラは僕らのボートに付いて来て、遊びたそうにしていた。

トンガホエールスイム(撮影:越智隆治)

ランチを食べてから、他のクジラを探すために移動した。

今度は、オヴァカ島の西でボートがついているクジラがブリーチングしているのに、遭遇。
無線連絡すると、親子とエスコートで、止まらないけど前に回り込めば見れると、ボートのスキッパーが連絡してきてくれた。

シェアしてもらい、前にエントリーすると、リーフに沿って泳いでいたので、浅い海底で親子とエスコートを撮影することができた。

トンガホエールスイム(撮影:越智隆治)
トンガホエールスイム(撮影:越智隆治)

上の写真を撮影中の自分を撮影してもらった写真

この日は、ゲストを空港に迎えに行かなければいけないので、これで切り上げてホテルに戻り、空港へ向かう。

しかし、風は無いが、雨雲が低く、飛行機が着陸できなくて、ゲストの乗った飛行機はトンガタプに引き返した。

明日、午前中のフライトで来れるといいのだけど。

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writer
PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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