ローカルと過ごすトンガの日曜日
私たちのトンガの日曜日はちょっと遅めに始まる。
トンガの日曜日は、基本的に法律で働いてはいけないことになっているので、ホエールスイムも町のほとんどのレストランも、国際線・国内線の飛行機でさえも飛ばなくなる。
Week1が始まる前と終了後の日曜日は両日とも、スキッパーのナティの家にランチに呼ばれた。
ナティが茂みで狩って来たという豚の丸焼きや、スローフードであるウム(タロイモの葉で豚やコンビーフなどを包み、ココナッツミルクで蒸してある)や、オタイカ(ツナなどのローフィッシュと野菜などをココナッツミルクとマヨネーズなどで味付けしたセビーチェみたいなもの)などを作ってくれ、それを食べながら、ビールやラムを飲んで楽しんだ。
フルーツバッドも初めて間近で見たけど、猿のようなリスのような顔つきで愛らしい。
鍵爪になっているので、腕を綱渡りのようにして移動されるとかなり痛いけど、このフルーツバッドは子供ということもあってか特に悪さもしないので、どんどんフルーツをあげたくなってしまった。
この日は、入れ替わり立ち代わりいろんな人が出入りし、ビールを飲みつまんでは立ち去った。
私たちも、ナティの家で豚の丸焼きを楽しんだあとは、隣の家で、一昨年スキッパーとしてお世話になったノサの仲間がBBQをしているというので、そちらにもお邪魔した。
顔を出す毎に「ランチは食べたのか?食べていきなよ」と声をかけてくれ、走り回る子供がどこの娘とか息子かとかも関係なく、いろんな家族がごちゃまぜになって日曜日を楽しんでいた。
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土曜日の夜は、普段は海で会うスキッパーやガイドも一同にお気に入りのBARやレストランに集まり、ビリヤードをしたり、踊ったり、飲んだりしていた。
皆、酔っ払っていてかなり陽気なので、海にいる時とは、ほぼ別人のように見えたけど(笑)
Week1でお世話になった、アル、ゲリー、レッド、ナティ、ウィリアム、キティにはBARやレストランでも会ったし、一昨年お世話になったノサやその兄弟とも土日には交流して楽しんだ。
特に8月15日(土)はスポーツバーでラグビーの試合(ニュージーランドVSオーストラリア)を観戦したのだが、ノサの兄弟には、昨年まで日本でも活躍していたラタ(日本ではラトゥー。今年ババウに帰国した)もいるので、ラタを始め大騒ぎで観戦。
まさしく大盛り上がりというより、大騒ぎといった感じ。
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土曜と月曜にホエールスイムに出ない限り、金曜の夜から日曜の昼にかけて飲んだくれの時間となることもあるけれど、海以外のところで会うことは、次に海でスキッパーやガイドとしてお世話になる際のコミュニケーションがスムーズになるきっかけにもなるので、大切にしたいと思っている。
そんな、トンガの日曜日。
2015トンガ・ホエールスイミング(連載トップページへ)
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