“ミスターオリンパス水中”清水淳の水中カメラレビュー(第18回)

【“ミスターオリンパス水中“清水淳のカメラレビュー】E-PL7、PT-EP12をリポート

この記事は約16分で読めます。

※本記事は「清水淳 水中カメラマンインプレッション」のアーカイブより転載しています。発売当初の情報となりますので、最新情報は「オリンパス公式サイト」などをご確認ください。

上位機種のテクノロジーを継承したE-PL7

PEN Lite E-PL7をフィリピン/ボホールに持ち込み徹底検証を行った。今回のモデルチェンジでは大きな変化があった事を感じた。PEN Liteと言うと、ビギナー向けのエントリーモデルというイメージが頭のどこかにあった。今回のモデルチェンジでE-PL7となった訳だが、スペックは上位機種OM-D譲りの一眼トップクラスの高画質、もはやビギナー専用機ではない。

イメージセンサーは、E-M5と同じ仕様となり、画像処理エンジンはオリンパス フラッグシップ E-M1と同じTruePic VIIを搭載し、レンズや絞り値に応じて色収差補正やシャープネス処理を設定する「ファインディテールII」もE-M1から受けつぐ本格派となった。

さらに、今までX,Y軸のみだった手振れ補正も「OM-D E-M10」と同じ3軸VCM手ぶれ補正と強化された。レリーズボタン周りに追加された金属ダイヤルには、アルミの削り出し加工を施し質感も操作性も高まった。これまでのLiteシリーズとは一線を画す仕上がりとなり、それに伴いボディーは少し大きく重くなっている。

大幅にシェイプアップされたPT-EP12

E-PL7を収納する防水プロテクターPT-EP12は大幅にサイズダウンした。プロテクターの設計を一から見直しミリ単位でシェイプアップを計った成果だ。E-PL7のレンズキットに同梱される世界最薄の標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」が小型化されたこともあってポート部分も今までに無い程に容量ダウンされて、まるでコンパクトカメラ並みのポートサイズになっている。

さらに、このコンパクトな標準レンズをチョイスした場合は、クローズアップレンズ「PTMC-01」とワイドコンバージョンレンズ「PTWC-01」がダイレクト装着で使用が可能になるので1本のレンズでバリエーション豊かな水中撮影が楽しめる。

E-PL7とPT-EP12のセットにオススメレンズとアクセサリー

今回のインプレッションでは、世界最薄の標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」をメインに使い撮影を行った。ワイド撮影では、水中ワイドコンバーターレンズ「PTWC-01」を併用することで35mm換算で17mmの超広角レンズになり、画像周辺まで流れが無くシャープな仕上がりが得られた。マクロ撮影では、ズーム最テレ時の最短撮影距離が、前モデルの標準ズームレンズより約5cm短くなった効果でより倍率が高い画像が得られた。これまで以上に標準ズームレンズの守備範囲が広い機種といえる。
また、新しく投入された純正RCフラッシュのUFL-3とのマッチングのよさも痛感した。ハイパワーながらも小型化された正確無比のRCフラッシュには、小型のLEDライトが装備されている。このライトの本来の使用目的は、被写体との距離を目測したり、ピント合わせのためのターゲットライトだが、1WのLEDライトを光源とし、水中ホワイトバランス、高感度を駆使して撮影するマクロ撮影は、この組み合わせならではの新しい撮影手法となる。ぜひみなさんも実践していただきたい!

M.ZUIKO DIGITAL
ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ

水中ワイドコンバージョンレンズ PTWC-01 PT-EP12の先端に67mmのフィルターネジが切ってあるのでレンズポート先端にそのまま装着できる。

水中専用フラッシュ UFL-3

E-PL7の描写力を機能別に検証する

階調/色調描写力

E-M5と同仕様のイメージセンサー、画像処理エンジンはE-M1と同じとなり、描写力は格段にアップした。そして今までのPENには無かったHDR合成機能や比較明合成等、新しい機能も追加され撮影の楽しみが広がる。ダイナミックレンジが広く、透明感がありメリハリの利いた高彩度なチューニングのE-PL7で撮るフィリピンの海辺は、空のブルーも水中のブルーもオリンパスらしい透明感と豊かな発色に仕上った。

解像力

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZと水中マクロコンバージョンレンズPTMC-01で撮影。サンゴの小さなポリプまではっきり解像する。

高感度特性

高感度特性に優れたE-PL7
星景写真や夕方のリゾートの撮影も楽しめる。夕暮れ時のビーチバーでおしゃべりを楽しみながら撮影を行った。内蔵Wi-FiとOI.Shareでカメラとスマートフォンをワイヤレスで接続させ、撮った写真をその場ですぐにシェアすることも、この時間帯の楽しみになった。リモート撮影機能は星景撮影でも活躍した。

M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
F5.6、1/2.5秒、ISO1600、IS:AUTO
手持ち撮影、薄暗い環境でもまるで日中のように仕上がる。

M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PRO
F2.8、1秒、ISO1600、IS:OFF
三脚使用、今まで星景写真は守備範囲に無かった。

高感度特性

高感度に優れたE-PL7なら水中撮影でもその特性を生かした撮影が可能。
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZを使って水中マクロモードで撮影してみた。
本検証ではフラッシュは使わず、ターゲットライトのみを使って高感度特性を検証した。
E-PL7の水中モードではISO感度がAUTOにセットされるので自動で手ブレしない感度までアップされる。高感度撮影&水中ホワイトバランス+UFL-3のターゲットLEDライトだけでここまできれいに撮影が可能になる。
他社製のカメラでは、真似できないオリンパス独自の技術だ。

ISO AUTO (1250)ノーフラッシュ撮影

ISO AUTO(800)ノーフラッシュ撮影

水中写真を楽しく簡単にする「水中ホワイトバランス」

フラッシュOFFでも「水中ホワイトバランス」を使えば色鮮やかな水中シーンを表現可能だ。
水中動画撮影や静止画でもフラッシュを使わない半水面撮影や水中景観など自然光撮影時に大きく貢献する。また静止画のフラッシュON時でも周りの環境やフラッシュの発光状態に合わせて最適なホワイトバランスをコントロールするのが特徴。
今回のモデルチェンジでも再チューニングが行われ、さらに色表現が自然になった。

フラッシュOFF/プリセット晴天WB

フラッシュOFF/水中WB

水中写真を楽しく簡単にする「デジタルテレコン」

手軽に望遠写真が撮影できる機能として、デジタル処理でもとの画像品質を維持しながら撮影画像を2倍に拡大する「デジタルテレコン機能」も使いやすい機能だ。この機能を拡大ボタンに割り当てることで、ワンプッシュで2倍のクローズアップ写真の撮影が可能になる。
標準ズームレンズでもこのデジタルテレコンを使う事によって、小さな被写体も迫力の大きさで撮影が可能になる。
水中でのマクロ撮影では、まずデジタルテレコンをON状態で撮影してみよう!

デジタルテレコンOFF

デジタルテレコンON

コンパクトで使い勝手がいいPT-EP12

左は前モデルPT-EP10、右側がダウンサイジングされたPT-EP12。二周りくらい小さくなった感じだ。

世界最薄の電動パンケーキズームレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZを基準にし、全ての部品を見直したことで、圧倒的な小型化を実現したE-PL7 専用プロテクタ「PT-EP12」。
E-PL7に同梱されているフラッシュとPT-EP12に同梱されている拡散板を使用する事により外部フラッシュ無しで、水中撮影が可能だ。プロテクター前面のリングにダイレクト装着が可能な水中マクロコンバージョンレンズ「PTMC-01」と水中ワイドコンバージョンレンズ「PTWC-01」を使えば、さらにバリエーション豊かな撮影が楽しめる。
コンパクトカメラ並みの小さなボディーに水中撮影機能を凝縮した、新世代のオールインワン水中システムといえる。
小さなボディにもかかわらず5本のレンズを収納可能になったPT-EP12だが、水中撮影に最適で今回のロケで使用したレンズは、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZとM.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0だ。

ワイド撮影は、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZにワイドコンバージョンレンズPTWC-01とUFL-3か、M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0とUFL-3の組み合わせとなる。
純正のワイドコンバージョンレンズPTWC-01は高価で重いレンズだが、光学性能が高くケラレの発生も無いのでワイド撮影を好む方はこの組み合わせをぜひ実施してほしい。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0はレンズ自体も小さくシャープなレンズだ。ワイコン不要で広い画角が得られるので、他のレンズと比べると高価ではあるが、ワイドはこれ一本でと考えてしまう程描写力が高い。

5種類のレンズとコンバージョンレンズに対応

防水プロテクター 「PT-EP12」
45m耐圧水深仕様の「OLYMPUS PEN Lite E-PL7」専用防水プロテクター。
収納可能レンズは下記の通り。

・M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
・M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
・M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
・M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

小型化を実現したにもかかわらず、上記の5種類のレンズとマクロ撮影は、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZをデジタルテレコンONにセット、エビ、カニ、サンゴのポリプはクローズアップレンズPTMC-01を使用した。デジタルテレコン+クローズアップレンズの効果は絶大だ!

5種類のレンズとコンバージョンレンズに対応

水中マクロコンバージョンレンズ PTMC-01
PT-EP12の先端に67mmのフィルターネジが切ってあるのでレンズポート先端にそのまま装着できる。

システム構成例
カメラ:PEN Lite E-PL7
プロテクタ:PT-EP12
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
コンバージョンレンズ:ワイドコンバージョンレンズPTWC-01
外部フラッシュ:UFL-3
ブラケット:MPBK-03(マリーンプロダクト製)

カメラの機能をほぼ網羅している専用防水プロテクター

E-PL7のシャッターボタン周りに追加されたダイヤルに対応する為にプロテクターに追加されたダイヤル。主に露出補正、フラッシュ補正をコントロールする。
回転式バックルも薄型になり、新しくLOCK機構も追加された。
シャッターボタンも大型のタイプを採用。

清水淳お勧めE-PL7&PT-EP12水中撮影システム

手軽に内蔵フラッシュで撮る

一番のおすすめは付属のフラッシュで撮影するシステムだ。
コンパクトで軽量なシステムになり、これから水中写真を始めるビギナーの方に最適なシステムだ!
コンパクトカメラでは物足りないが大きな一眼は無理という方に是非一度使っていただきたい。水中モードにおいて設定される水中ホワイトバランスとの組み合わせで小さな内蔵フラッシュだけでもきれいに撮れる。
先端の赤いレンズリングは67mm径なので、クローズアップレンズ、ワイドコンバージョンレンズがダイレクトに装着可能だ。
E-PL7&ZUIKO DIGITAL14-42mmEZ+PT-EP12の組み合わせは海水中でゆっくり浮き上がるプラス浮力なのでバランスウエイト兼右手グリップ(MPBK-03/マリーンプロダクト製)を併用した。クローズアップレンズホルダーがあるとレンズ不使用時の紛失や傷付をふせげるので便利。

同梱の拡散板をセットし、流失防止のために紐を結んでおく。
運搬時は破損しないように外しておくと良い。
右手グリップMPBK-03(マリーンプロダクト製)と組み合わせることにより水中での浮力バランスはゆっくりなマイナスとなる。

EPL-7の内蔵フラッシュはホットシューに装着する取り外しが可能なタイプなので必ず発光テストしてプロテクターに装着する。

本格的に外付けフラッシュで撮る

もう少し作品作りを楽しみたい方には、水中フラッシュUFL-3を使ってもらいたい。
操作は、フラッシュ側のメインスイッチをRC Aにセットするだけなので、はじめて使用する方やビギナーでも戸惑うこと無く使用することが可能だ。
このUFL-3はメーカー純正フラッシュなので自社機のフラッシュアルゴリズムに合わせた発光量、発光タイミングなどベストチューニングが施されている。

ハイアマチュアやプロユース向けには2灯セットし左右のバランスを調整しながら、思い通りの撮影を楽しむことができる。UFL-3の詳細については「水中カメラインプレッションUFL-3 前編」をぜひ参考にし、次の購入アクセサリの一つとして検討していただきたい。

MPBK-03&レンズホルダー67(マリーンプロダクト製)+UFL-3

UFL-3×2&PTBK-02+MPアームS×2(マリーンプロダクト製)

撮影準備1 Oリングのメンテナンス

Oリングのメンテナンス

カメラや、プロテクターは進化しても45m防水を可能とするOリングのメンテナンス方法は変わらないので、ここでじっくりおさらいしよう。

Oリングリムーバーを使ってOリングを外す

綿棒を使ってOリング溝を清掃

専用のOリンググリスを十分に塗る。
米粒4~6個位
専用グリスを使わないとOリング変質して水漏れの原因になる。

指で十分になじませる。
Oリングは1年で交換する。

傷や変質、変形があるOリングは交換する。
Oリングを元に戻し、ねじれが合いか十分に確認する。

シリカゲルは1gタイプSILICA-5S

撮影準備2 水中向けセッティング

詳細なメニュー表示

水中向けチューニングを行うにあたってメニューを詳細表示に設定する。
メニューボタンを押して レンチマークから設定を行う。

スーパーコンパネの設定

カメラの設定状態が一目で分かるようにスーパーコンパネを設定する。
ISO感度、ホワイトバランス、オートフォーカス、フォーカスエリア、フラッシュ等、必要な情報が一目で分かる便利な機能だ。
この設定を行っておけばOKボタンを押すだけでこの表示になる。

シリカゲルは1gタイプSILICA-5S

メニューから歯車のD
カメラコントロール表示→P/A/S/M

LVスーパーコンパネをチェック

水中モードの設定

水中撮影では、陸上と撮影環境が大きく異なるために陸上用の露出モードを使用しての撮影はお勧めできない。E-PL7に搭載されている水中モードは、オートフォーカス、露出、ホワイトバランス、フラッシュの制御など撮影に関係するあらゆる項目において、水中向けにチューニングが行われる。決して初心者向けのシーンモードではない事を理解していただきたい。

Fnボタンに水中モードをセットする
水中ワイド

水中マクロ

水中モードはカメラ上部のモードダイヤルがP/A/S/M設定時カメラ背面のFnボタンを押して設定する。
IAUTO、SCN、ART、ムービー、フォトストーリーの位置では設定ができない。
画面左下に水中モード専用のアイコンが表示される。魚マーク3匹が水中ワイド、1匹が水中マクロ。
Fnボタンを押すたびに2つの水中モードが交互に設定される。
Fnボタンを長押しすると選択したダイヤルのモードに戻る。

メニューから歯車B→ボタン機能→Fnボタンに水中モードをセットする。

●水中モードの切り替え

Fnボタンを押すと水中モードが入れ替わる

プロテクター上ではこの位置になる

デジタルテレコンの設定

デジタルテレコンは頻度の高い機能なので、あらかじめ使いやすいように拡大ボタンに割り振っておく。
デジタルテレコンがONの時はモニター上に表示される。

メニューから歯車B→ボタン機能→拡大ボタンにデジタルテレコンをセットする

●デジタルテレコンの切り替え

ボタンでデジタルテレコンをON/OFF

プロテクター上ではこの位置になる

デジタルテレコンON時に表示される

節電モードの設定

E-PL7に標準同梱される充電式のリチウムイオンバッテリー「BLS-50」はE-PL6に採用されていた「BLS-5」と同じ形状のままバッテリー容量を1210mAhにアップ。高性能化され消費電力の増加の状況下でも「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」使用時で約350枚撮影可能となっている。節電モードをセットすれば45分のダイビングを4ダイブ行って撮影してもバッテリー切れにならなかった。

節電モードの設定
バックライト→8秒、スリープ1分にセットする。

電動ズームの設定(カメラ側のボタン操作で電動ズームが使える!)

M.ZUIKO DIGITAL14-42mmF3.5-5.6EZを使用する場合、ズーム位置は自動セットされる。
水中マクロを選択するとズームは望遠側最大
水中ワイドを選択するとズームは広角側最大
ただし、十字キーに電動ズームの調整を割り振っておくと、水中モードの種類に関わらず
ズーム位置を任意に調整する事が可能。

ボタンの割り当て設定→十字キー下側に割り振る。
使用時は十字キー下側ボタンを押し、左右キー、もしくは上下キーでズーム位置を調整する。

撮影確認の設定

初期設定では、撮影後の画像確認時間が0.5秒と短くなっているので、水中で確認しやすくする為に3〜5秒程度にセットする。
5秒にセットしていても、見終わって撮影状態に戻したい場合は、再生中にシャッターボタンを半押しすると撮影状態になる。

外部フラッシュの接続

外部フラッシュは、UFL-1、UFL-2&UFL-3のRCタイプ、両タイプの接続が可能。
UFL-2,3を接続させる場合には、メニューからRCモードをONにセットして使用する。UFL-1の場合は初期設定のOFFでOK。

UFL-1、内蔵フラッシュのみの場合はRCモードをOFF

UFL-2,3 RCフラッシュの場合はRCモードをON

●ケーブルの接続

外部フラッシュを使う場合は、遮光板をフラッシュ発光窓にかぶせて使う。
1灯時は、ダミーキャップを挿入する。無くしやすいので注意。

背景のブルーの表現力

標準ズームレンズを装着したカメラ単体と防水プロテクターのみで撮影。
内蔵フラッシュの光できれいにカクレクマノミが映し出された。内蔵フラッシュのみでも浮遊物からのノイズが無い。

カメラ:E-PL7
プロテクター:PT-EP12
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm EZ F3.5-5.6
撮影モード:水中ワイド
絞り値:F5.6
シャッター速度:1/125
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-3.0EV
ISO感度:ISO(AUTO:200)
フラッシュ:ON(-1.0EV内蔵)
撮影地:ケラマ/沖縄

カメラ:E-PL7
プロテクター:PT-EP12
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm EZ F3.5-5.6
撮影モード:水中ワイド
絞り値:F5.6
シャッター速度:1/160
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-0.3EV
ISO感度:ISO(AUTO:200)
フラッシュ:ON(-3.0EV RC)
外部フラッシュ:UFL-3
グリップ:MPBK-03(マリーンプロダクト製)
レンズホルダー:MPレンズホルダー67(マリーンプロダクト製)
撮影地:ボホール/フィリピン

カメラ:E-PL7
カメラ:E-PL7
プロテクター:PT-EP12
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm EZ F3.5-5.6
撮影モード:水中ワイド
絞り値:F8.0
シャッター速度:1/160
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-1.0EV
ISO感度:ISO(AUTO:200)
ワイドコンバージョンレンズ:PTWC-01
フラッシュ:OFF
グリップ:MPBK-03(マリーンプロダクト製)
撮影地:ボホール/フィリピン

カメラ:E-PL7
プロテクター:PT-EP12
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
撮影モード:水中ワイド
絞り値:F8.0
シャッター速度:1/160
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-1.7EV
ISO感度:ISO(AUTO:200)
フラッシュ:ON(-1.0EV RC)
外部フラッシュ:UFL-3
グリップ:MPBK-03(マリーンプロダクト製)
レンズホルダー:MPレンズホルダー67(マリーンプロダクト製)
撮影地:ボホール/フィリピン

背景のブルーの表現力

カメラ:E-PL7
プロテクター:PT-EP12
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
撮影モード:水中ワイド
絞り値:F8.0
シャッター速度:1/160
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-1.7EV
ISO感度:ISO(AUTO:200)
フラッシュ:ON(-1.0EV RC)
外部フラッシュ:UFL-3
グリップ:MPBK-03(マリーンプロダクト製)
レンズホルダー:MPレンズホルダー67(マリーンプロダクト製)
撮影地:ボホール/フィリピン

カメラ:E-PL7
プロテクター:PT-EP12
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm EZ F3.5-5.6
撮影モード:水中マクロ
絞り値:F8.0
シャッター速度:1/80
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-0.7EV
ISO感度:ISO(AUTO:200)
フラッシュ:ON(-0.3EV RC)
外部フラッシュ:UFL-3
グリップ:MPBK-03(マリーンプロダクト製)
レンズホルダー:MPレンズホルダー67(マリーンプロダクト製)
撮影地:ボホール/フィリピン

カメラ:E-PL7
プロテクター:PT-EP12
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm EZ F3.5-5.6
撮影モード:水中マクロ
絞り値:F8.0
シャッター速度:1/80
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-0.7EV
ISO感度:ISO(AUTO:200)
フラッシュ:ON(-0.3EV RC)
外部フラッシュ:UFL-3
クローズアップレンズ:PTMC-01
グリップ:MPBK-03(マリーンプロダクト製)
レンズホルダー:MPレンズホルダー67(マリーンプロダクト製)
撮影地:ボホール/フィリピン

カメラ:E-PL7
プロテクター:PT-EP12
レンズ:LUMIX G FISHEYE 8mm / F3.5
撮影モード:水中ワイド1
絞り値:F8.0
シャッター速度:1/160
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-2.3EV
ISO感度:ISO(AUTO:200)
フラッシュ:ON(-1.7EV RC)
外部フラッシュ:UFL-3×2
ポート:FP8-9Ⅱ(マリーンプロダクト製)
グリップ:MPBK-02(マリーンプロダクト製)
アーム:MP ARM S Set×2(マリーンプロダクト製)
撮影地:ボホール/フィリピン

ムービー撮影

動画撮影は1920×1080 のフルハイビジョンサイズ、PC との相性が非常に良い動画圧縮方式MOV(MPEG-4AVC/H.264)により滑らかで美しい映像が長時間記録可能になった。ムービー撮影専用ボタンにはそのままRECを割り振り、ワンタッチで撮影をスタート/ストップ出来る。水中での動画撮影を行う場合には静止画の水中モード(ワイド、マクロ)のままムービー撮影専用ボタンを押して撮影をスタートさせる。明るさに合わせ露出補正-0.3〜0.7EV位にセットする。水中ホワイトバランスが効いた美しいムービーになった。

撮影モード:水中ワイド 
露出補正:-0.3EVEV
撮影地:ボホール/フィリピン

システム構成例

防水プロテクター:E-PL7専用プロテクターPT-EP12、アクセサリー
防水プロテクターPT-EP12

ワイドコンバージョンレンズ PTWC-01

デジタルカメラ用防水プロテクターの前面に、直接取り付けられるコンバージョンレンズ。

マクロコンバージョンレンズ PTMC-01

水中で約2倍(面積比)の拡大撮影が可能な水中マクロコンバージョンレンズ。

反射防止リング POSR-EP07

防水プロテクターにコンバージョンレンズを装着するため、レンズ取付部径を52mmから67mmへアップするリング。

水中専用フラッシュUFL-3

オリンパス独自のワイヤレスRCフラッシュシステム専用フラッシュ。ガイドナンバー22、チャージ時間 約2秒の高性能小型フラッシュです。RCコントロールにより、高感度使用時も適切な調光ができ、複数のフラッシュを独立してカメラからの操作が可能です。

ショートアーム PTSA-02

水中専用フラッシュを防水プロテクターに接続するための短いアーム。

ショートアーム PTSA-03

水中専用フラッシュを防水プロテクターに接続するための短いアーム。

水中光ファイバーケーブル PTCB-E02

水中撮影用外部フラッシュ用接続ケーブル。

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writer
PROFILE
1964年生まれ。水中写真や海辺の風景を撮り続けている。執筆や撮影を行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室マリーンプロダクトを主宰。 また、カメラメーカーの研究開発にも携わり、水中撮影モードや水中ホワイトバランスの開発アドバイザーも務める。1998年にデビューしたOLYMPUS C900Zoomから最新機種まで全てのOLYMPUS水中モデルのチューニングテストを行なっている。カメラ機材に精通し、機材の特性を生かす能力が評価され、水中撮影アクセサリーメーカーのアドバイザーやテスト撮影の要望も多い。執筆活動では、水中撮影機材の解説や撮影の仕方、楽しみ方の記事をPADI Japan/デジカメ上達クリニック、OMDS/水中デジタルカメラ・インプレッション、マリンダイビング.ウェブ/水中デジカメ撮影教室、オーシャナ/カメラレビューを現在連載中。最近では、「清水淳のマンツーマン水中写真教室」が好評いただき熱意あふれるフォトグラファーたちと一緒に撮影をしている。
公式ホームページ https://shimizu.marine-p.com/ 公益社団法人日本写真家協会会員。
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