【“ミスターオリンパス水中”清水淳のカメラレビュー】オリンパスカメラSTYLIS TG-870 Tough&PT-057
水深15m防水・超広角21mmレンズ登載したタフカメラ「STYLIS TG-870 Tough」を、「PT-057」と共にリポート
※本記事は「清水 淳 水中カメラインプレッション」のアーカイブより転載しています。発売当初の情報となりますので、最新情報は「オリンパス公式サイト」などをご確認ください。
TG-870 & PT-057
水深15m防水・超広角21mmレンズを搭載したTG-860の後継機種TG-870がデビューした。TG-860のマイナーチェンジモデルに該当するが、ハード面での主な変更点は、高精細化されキレイになった液晶モニターが46万ドットから92万ドットにパワーアップされ、最大輝度も向上している。
実際、フィリピンの明るい海でのモニター視認性は抜群だった。今回、水中写真を撮影する際に、最も大切な機能である水中ホワイトバランスの見直しが図られ、ノイズの低減と色再現の改善によって、水中シーンでの美しさに一段と磨きがかかった。やや暗い環境での自然光撮影や、遠いところにいる被写体のマクロ撮影などで改善がはっきりと確認できた。
幅広いシーンに対応する、タフ性能&超広角21mm
●カメラ単体で水深15mまで使用可能
●高さ2.1mの耐落下衝撃性能
●-10度の耐寒性能
●100kgfの耐荷重性能
●「GPS」と「電子コンパス」、「Wi-Fi」を搭載
●スポーツカムモード
●星景撮影/ライブコンポジット
●超広角21mmからの光学5倍ズーム
●180度チルト液晶&フェイスボタン
●自撮りモード&ライブコンポジット
水中で威力を発揮する超広角21mmワイドレンズ搭載
水中では、空気と水の屈折率の関係で、画角が狭くなる。TG-870なら大型のワイドコンバージョンレンズなしでも広い範囲を写し込める。同一シーンをTG-4と画角の違いを比べてみた。
さらに磨かれた水中モード&水中ホワイトバランス
水中では水深が進むにつれて、赤い光から減衰が起こるので緑がかった仕上がりになるが、OLMPUSの「水中モード&ホワイトバランス」なら自然の発色が得られる。フラッシュON時のカラーバランスも自然な発色に調整される。
被写体のカラーバランスだけでなく背景のブルーも魅力的な発色に仕上がるのが特徴。
4つの水中専用シーンモード
TG-870には4つの水中専用シーンモードが用意されている。
フェイスボタン
カメラ前面についたフェイスボタンは、シャッターボタンとして利用出来る。プロテクター収納時も同様に操作出来ているのがうれしい。フェイスボタンには、以下の機能を割り当てることができる。水中では、スーパーマクロを設定しておくと微小な被写体の撮影に便利だ!
●動画撮影:オン/オフ
●静止画撮影
●モニターブースト(モニター頻度を上げ、炎天下などでの視認性を高める機能)
●LEDライト
●スーパーマクロ(使用できる撮影モードに制限がある)
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