【“ミスターオリンパス水中”清水淳のカメラレビュー】-オリンパスカメラE-M1 Mark II + PT-EP14 Part.1[後編]
E-M1 vs. E-M1 Mark II
正面から比較
背面から比較
十字キー下のボタン配置が変わっている。
上方から比較
グリップ付近が大きくなっているのがわかる。
SDカードスロット
E-M1 Mark IIでは、UHS-II対応のスロットとUHS-I対応のスロットが縦一列に配置されており、順次記録、同時記録、振り分け記録が可能となっている。
背面モニター比較
背面モニターの自由度が高くなった。
バッテリー比較
バッテリーのスペックは、
■E-M1 Mark II用バッテリー「BLH-1」:7.4V 1720mAh、静止画撮影可能枚数 約440枚(CIPA規格)、充電時間 約2時間(BCH−1)
■E-M1用バッテリー「BLN-1」:7.6V 1220mAh、静止画撮影可能枚数 約350枚(CIPA規格)、充電時間 約4時間(BCN−1)
となっており、容量は37%アップされ、充電時間は50%短縮されている。また、電池残量表示が3段階タイプから%表記になった。メニューから電池のステータスが確認できる。
便利になった機能
AFターゲットモード&位置選択
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Fn1ボタンにAFターゲット選択を割り振っておくと、ボタンを押すだけでAFターゲットを2つのダイヤルで自在にコントロールできる。従来の十字キー操作に比べて、瞬時に希望する場所にAFターゲットの移動が可能だ。防水プロテクター「PT-EP14」では、ダイヤルの位置が修正され、グリップを持ったまま2つのダイヤルを操作できるようになった。
MFクラッチ無効設定
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MFクラッチを無効化し、MFクラッチポジションでもAF可能に設定できる。
MFクラッチ搭載レンズをプロテクターに入れて使用する際、MFクラッチが不用意にセットされてしまったり、MFの解除を忘れても、カメラ側でMFクラッチを無効にセットすることができる。
AFリミッター
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レンズのAF駆動範囲を制限することが可能になる。
マクロ撮影時、背景と主要被写体との距離差が大きい場合、通常では一度フォーカスが外れるとAFが全域スキャンを始めるが、この機能を使えば、指定した範囲のみスキャンさせることができる。また、あらかじめ3セット設定が可能。
このシーンの場合、最短撮影距離から0.3mの範囲でスキャンさせる設定。Fnボタンに割り振っておくと一発で呼び出せる。
プリセットMF
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予め設定した距離にレンズを駆動させるモード。その後、フォーカスリング操作でのMF調整も可能。エビ、カニ、ウミウシなどの撮影では、最大撮影倍率で撮影した場合が多い。あらかじめ、フォーカスを最短撮影距離(最大倍率)にセットしておけば、AFで撮影するより便利だ。Fnボタンに割り振っておくと一発で呼び出せる。
Fnレバーポジションで、ムービー撮影をセレクト
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防水プロテクター「PT-EP14」の動画ボタンは、グリップした手を持ち替えずに押せる場所にはないため、動画のスタート/ストップがやりにくい。この機能を使えば、シャッターボタンで動画撮影のスタート/ストップが可能になる。
見やすくなったピックアップファインダー
E-M1 Mark IIのEVFファインダーは、E-M1から大きさの変更はないが、防水プロテクターに装着されたピックアップファインダーの変更によって視認倍率が大きく見やすくなった。この差は大きい!
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