“ミスターオリンパス水中”清水淳の水中カメラレビュー(第8回)

【“ミスターオリンパス水中”清水淳のカメラレビュー】オリンパスカメラSTYLIS TG-870 Tough&PT-057

PT-057

TG-860/870用に専用設計されたPT-057

TG-870に対する水中プロテクターPT057には、レンズリングに67mmのネジは切られていない。超広角21mmに対応しているワイドコンバージョンレンズが事実上ない事や、スーパーマクロの性能が向上しているためにクローズアップレンズが不要だからだ。
新しい機能では、カメラ本体前面部に新設された「フェイスボタン」をプロテクター上から操作できるようになった。水中撮影では、ここに「スーパーマクロ」を割り振っておくと都合がいい。スーパーマクロ撮影時は、内蔵フラッシュ光が被写体に上手く回らないため、通常の内蔵フラッシュの発光が許可されていない。
フラッシュ撮影を行う場合は、被写体に均一にフラッシュ照射が可能な、外部フラッシュを使いスレープ発光やRCリモート発光を利用しシンクロさせる。できれば、正確な光量を照射できるRCライプのフラッシュがオススメだ。
照射が偏って不均一になるが、少しでも光が回れば良い的なアバウトな撮影で良しとするならばスレーブ発光にセットして内蔵フラッシュのみでも、なんとか露出が得られる。次のページにある作例のエビ、カニはこの手法で撮影している。

RCフラッシュUFL-3使用可能

PTSA-02
PTSA-03

TG-870&PT-057では、純正外部フラッシュUFL-3の使用が可能だ。浮遊物の多い環境での撮影やスーパーマクロ撮影などに是非使用していただきたい。純正のショートアームは好みに応じて選択できる。撮影性能的には被写体からの距離を得られるPTSA-03がお勧めだが、携帯性を重視した場合はPTSA-02というチョイスになる。今回のインプレッションでは、スマートなPTSA-02で撮影している。

メニュー画面
撮影時の画面

外部フラッシュUFL-3を使う場合は、リモートフラッシュ→RCを選択。フラッシュ選択でRCを設定。

RCフラッシュUFL-3のセット

コードをシャッターレバー側に寄せておく。TG870の画角が広いので、ケーブルがレンズ側によっていると、ケーブルが写り込む。
UFL-3の設定は電源レバーをOFF→RC Aにセットする。それだけ!

その他水中撮影向けのチューニング

撮影確認は、3秒にセットしてじっくり確認したい。

プロテクターのメンテンナンス

綿棒でOリング溝とOリング圧着部を清掃します。
純正の指定されたグリスを十分に塗布します。
結露防止のために専用のシリカゲルをセットします。

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writer
PROFILE
水中写真や海辺の風景を撮り続ける写真家。執筆や撮影を行う傍ら、沖縄・那覇にて水中写真教室マリーンプロダクトを主宰。カメラメーカーの研究開発にも携わり、水中撮影モードの開発アドバイザーも務め、1998年にデビューしたOLYMPUS C900Zoomから最新機種まで全てのOLYMPUS水中モデルのチューニングテストを行なっている。
PADI Japan/デジカメ上達クリニック、オリンパスの水中デジタルカメラ・インプレッション、オリンパスデジタルカレッジ講師、フォトパスマリンの監修をはじめ写真講座やセミナーなどの講演も多数。著書に「誰にでも撮れる水中写真」(マリン企画)、「デジタルカメラで簡単水中写真」(サンエイティ) 。
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近年の主な写真展

2020年 「WOW WONDERFUL OCEAN WORLD 」:オリンパスギャラリー 東京/大阪 「SUMMER 2020 」:Deco’s Dog Cafe 2019年 「SUMMER 2019 」:Deco’s Dog Cafe 2018年 「WOW WONDERFUL OCEAN WORLD 」:オリンパスギャラリー 東京/大阪 「SUMMER 2018 」:Deco’s Dog Cafe 2017年 「UNDERWATER PHOTOGRAPHER As professional 30th anniversary」:オリンパスギャラリー東京/大阪 「SUMMER 2017 」:Deco’s Dog Cafe 2016年 「SUMMER 2016 」:Deco’s Dog Cafe 2015年 「SUMMER 2015 」:Deco’s Dog Cafe