“ミスターオリンパス水中”清水淳の水中カメラレビュー(第4回)

【“ミスターオリンパス水中”清水淳のカメラレビュー】-オリンパスカメラE-M1 Mark II + PT-EP14-[前編]

撮影シーンによって撮影モードを使い分ける

今回のロケで使用した撮影機材

防水プロテクター:PT-EP14
レンズポート:PPO-EP02
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
フラッシュ:UFL-3
光ファイバーケーブル:PTCB-E02
ブラケット:MPBK-04
アーム:MPアームL&MPフロート

カメラ:E-M1 Mark II
撮影モード:水中ワイド
絞り値:F4.0
シャッター速度:1/30
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-3.3EV
ISO感度:ISO200(AUTO)
フラッシュ:ON/TTL/UFL-3×2(-1.0EV)
撮影地:モルディブ

潮通しの良いドロップオフ。鮮やかなソフトコーラルが一面に付着していた。フラッシュON時の発色の良さを感じられるシーンだ。露出補正を注意深くコントロールして背景のブルーを仕上げた。

カメラ:E-M1 Mark II
撮影モード:水中ワイド
絞り値:F6.3
シャッター速度:1/250
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-2.3EV
ISO感度:ISO200(AUTO)
フラッシュ:ON/TTL/UFL-3×2(-2.7EV)
撮影地:モルディブ

画面中にいろいろな距離の被写体が入り混じるシーンだが、E-M1 Mark IIのAFはまるで撮影者の狙いを分かっているかのように、正確にピント合わせをした。ハナダイの群れの動き、散らばりかたを探りながらレリーズを切る。

カメラ:E-M1 Mark II
撮影モード:水中ワイド
絞り値:F5.6
シャッター速度:1/160
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-1.7EV
ISO感度:ISO200(AUTO)
フラッシュ:ON/TTL/UFL-3×2(-1.7EV)
撮影地:モルディブ

水深15mのポイントでいつもこの種のチョウチョウウオが群れている場所がある。潮の流れが強いほどに集まって群れる。ゆっくりと近づいていき、尻尾の赤い模様が鮮明に表現できるほどの距離から少し強めにフラッシュ光を当てた。

カメラ:E-M1 Mark II
撮影モード:水中ワイド
絞り値:F5.6
シャッター速度:1/200
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-2.7EV
ISO感度:ISO200(AUTO)
フラッシュ:ON/TTL/UFL-3×2(0.0EV)
撮影地:モルディブ

逆らって泳げない程に流れているポイント。魚たちに近づいても流れが強く逃げられない。まるで飛び出してくる様な雰囲気に仕上げた。

カメラ:E-M1 Mark II
撮影モード:水中ワイド
絞り値:F7.1
シャッター速度:1/100
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-1.3EV
ISO感度:ISO200(AUTO)
フラッシュ:OFF
撮影地:モルディブ

水底30mから湧き上がってくる様なツバメウオの群れ。彼等に好かれたのか、向こうから近づいてきた。浮遊物が多い環境なのでフラッシュはOFFにし、水中WBのみで発色を整えた。

カメラ:E-M1 Mark II
撮影モード:水中ワイド
絞り値:F5.6
シャッター速度:1/160
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-1.7EV
ISO感度:ISO200(AUTO)
フラッシュ:ON/TTL/UFL3×2(-1.7EV)
撮影地:モルディブ

泳いでいるマダラトビエイの群れと遭遇(そうぐう)した。ゆっくり泳いでいる様に見えるが、追いつかない。水深がかなり深いところまで降りてしまったが、耐圧水深60mのプロテクターなら安心だ。

カメラ:E-M1 Mark II
撮影モード:A(絞り優先)
絞り値:F1.8
シャッター速度:1/60
ホワイトバランス:4200K
露出補正:-0.7EV
ISO感度:ISO800(AUTO)
フラッシュ:OFF
撮影地:メキシコ・カンクン

撮影しながら唸ってしまうほどに美しいシーンだ。セノーテでの撮影はカスタムホワイトバランスを選択し、環境に合わせて4600K付近から4000Kの間で細かくセットする。

カメラ:E-M1 Mark II
撮影モード:A(絞り優先)
絞り値:F1.8
シャッター速度:1/60
ホワイトバランス:4600K
露出補正:-0.7EV
ISO感度:ISO1000(AUTO)
フラッシュ:OFF
撮影地:メキシコ・カンクン

露出補正を探りながら一枚一枚丁寧に仕上げる。感度はAUTO、ISOAUTOの上限を6400にセットした。めまぐるしく変わる輝度環境に適切な対応が可能になる。

カメラ:E-M1 Mark II
撮影モード:A(絞り優先)
絞り値:F1.8
シャッター速度:1/20
ホワイトバランス:4600K
露出補正:0.0EV
ISO感度:ISO6400(AUTO)
フラッシュ:OFF
撮影地:メキシコ・カンクン

これまでは、洞窟などの暗いシーンはAFが合いにくい、ブレやすい、高感度ノイズが出やすい等の理由で、非常に難易度の高い撮影であった。ところが、E-M1 Mark IIにかかれば、いとも容易くこのようなシーンを撮ることができる。すごいカメラだ。

カメラ:E-M1 Mark II
撮影モード:A(絞り優先)
絞り値:F2.0
シャッター速度:1/250
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-1.3EV
ISO感度:ISO200(AUTO)
フラッシュ:ON/TTL/UFL3×2(-0.7EV)
撮影地:メキシコ・カンクン

セノーテダイブで唯一、水中ホワイトバランスを選択したシーン。水草が美しく、淡い赤系の葉っぱを表現したくて、ぶつかるほどに近づいてレリーズを切る。

カメラ:E-M1 Mark II
撮影モード:A(絞り優先)
絞り値:F1.8
シャッター速度:1/60
ホワイトバランス:4200K
露出補正:-1.0EV
ISO感度:ISO2500(AUTO)
フラッシュ:OFF
撮影地:メキシコ・カンクン

水深30m付近の硫化水素の雲海を狙った。EVFファインダーを覗きながら、操作しやすくなった2つのコントロールダイヤルを駆使して、露出補正とホワイトバランスを操る。ライブビューだからこそ、現場の雰囲気を伝えられる撮影ができる。

カメラ:E-M1 Mark II
撮影モード:水中ワイド
絞り値:F11
シャッター速度:1/1600
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-0.3EV
ISO感度:ISO6400
フラッシュ:OFF
撮影地:メキシコ・ラパス

連写19枚目のカット。ものすごく早いスピードで泳いでくるアシカを連写で狙う。ドームポート直前まで突進してくるシーンだが、ブラックアウト時間が短いモニターなので快適にフレーミングできた。

カメラ:E-M1 Mark II
撮影モード:水中ワイド
絞り値:F11
シャッター速度:1/5000
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-0.3EV
ISO感度:ISO6400
フラッシュ:OFF
撮影地:メキシコ・ラパス

日向ぼっこしているアシカを半水面で狙う。このようなシーンでもオールターゲットAFで正確にピント合わせが可能だ。

カメラ:E-M1 Mark II
撮影モード:水中ワイド
絞り値:F11
シャッター速度:1/1250
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-0.7EV
ISO感度:ISO6400
フラッシュ:OFF
撮影地:メキシコ・ラパス

明るい撮影環境なのだが、あえて高感度固定を選択した。1/1250の高速シャッター速度で動きの早いシーンもしっかりと捉えることができた。

>>次のページ:水中での4K動画撮影インプレッション

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writer
PROFILE
水中写真や海辺の風景を撮り続ける写真家。執筆や撮影を行う傍ら、沖縄・那覇にて水中写真教室マリーンプロダクトを主宰。カメラメーカーの研究開発にも携わり、水中撮影モードの開発アドバイザーも務め、1998年にデビューしたOLYMPUS C900Zoomから最新機種まで全てのOLYMPUS水中モデルのチューニングテストを行なっている。
PADI Japan/デジカメ上達クリニック、オリンパスの水中デジタルカメラ・インプレッション、オリンパスデジタルカレッジ講師、フォトパスマリンの監修をはじめ写真講座やセミナーなどの講演も多数。著書に「誰にでも撮れる水中写真」(マリン企画)、「デジタルカメラで簡単水中写真」(サンエイティ) 。
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近年の主な写真展

2020年 「WOW WONDERFUL OCEAN WORLD 」:オリンパスギャラリー 東京/大阪 「SUMMER 2020 」:Deco’s Dog Cafe 2019年 「SUMMER 2019 」:Deco’s Dog Cafe 2018年 「WOW WONDERFUL OCEAN WORLD 」:オリンパスギャラリー 東京/大阪 「SUMMER 2018 」:Deco’s Dog Cafe 2017年 「UNDERWATER PHOTOGRAPHER As professional 30th anniversary」:オリンパスギャラリー東京/大阪 「SUMMER 2017 」:Deco’s Dog Cafe 2016年 「SUMMER 2016 」:Deco’s Dog Cafe 2015年 「SUMMER 2015 」:Deco’s Dog Cafe
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