オーストラリア・グレートバリアリーフでダイビング!(第14回)

サメとロウニンアジが眼前を飛び交う!GBRの衝撃ナイトダイビング

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グレートバリアリーフのナイトダイビング(撮影:越智隆治)

先日、こんなナイトダイビング、経験したことない!と興奮のレポートをお届けしましたが、やっぱりグレートバリアリーフ(GBR)のナイトはすごい!

グレートバリアリーフのナイトダイビング(撮影:越智隆治)

ナイトダイビングの時間になりデッキに降りて海を見ると、宿泊船の光を求めてすでに魚たちが集まっています。
バシャバシャと音を立てて捕食を始めている魚たちの間を、スーッと水を切り裂くようにクールに泳ぐ影が無数。

サメ!

ダイバーでない人が見たら絶対に飛び込みたくない海ですが、ダイバーたちはもちろん「ひゃほー!」と興奮しながら次々にエントリー。

明るいバックデッキ付近はすでに回遊魚たちがプランクトンにアタックを繰り返す狂乱の世界で、その周りを無数のグレイリーフシャークやホワイトチップシャークが遠巻きに様子をうかがいつつ、ヒットアンドアウェイを繰り返します。

グレートバリアリーフのナイトダイビング(撮影:越智隆治) グレートバリアリーフのナイトダイビング(撮影:越智隆治)

ブラックバックの中、ライトに浮かび上がるサメの姿はクール。
そして、日中のダイビングより間近で見られるので迫力満点です。

ロープを伝って潜降すると、闇夜にまぎれる忍者にように、編隊を組みながら水底を這う無数の影。
ロウニンアジです。

グレートバリアリーフのナイトダイビング(撮影:越智隆治)

真っ黒で1m近い個体から、ギンガメアジくらいの若い個体まで、そこらじゅうをロウニンアジが猛スピードで行き交い、急ブレーキをかけたかと思うと目の前でガシガシと音を立てて捕食を始めます。

日中はなかなか寄らせてくれませんが、食事に夢中のロウニンアジは手が届くところまで迫ってきます。

グレートバリアリーフのナイトダイビング(撮影:越智隆治)

さらに夢中なのは見ているこちら。
サメとロウニンアジの迫力あるシーンに、気が付けばあっという間の1時間。

エグジット後も、強風の中、寒さなど気にならない様子で、皆、口々に興奮を伝え合うのでした。

GBRのナイトダイビングはやっぱりすごい!
ビールの誘惑に負けている場合じゃありません。

~バディ潜水で気ままに潜るGBR @ディープシーダイバーズデン

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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