オーストラリア・グレートバリアリーフでダイビング!(第19回)

グレートバリアリーフダイビングをポートダグラス発デイトリップで楽しむ!まとめ

グレートバリアリーフのダイビング(撮影:越智隆治)

グレートバリアリーフ潜り歩き第三弾は、DIVE7SEAS(ダイブセブンシーズ、以下D7S)で潜る、ポートダグラス発のデイトリップ(日帰りダイビングツアー)。

■1日の流れはこの記事をご覧ください。
グレートバリアリーフをポートダグラス発のデイトリップ(日帰りツアー)で楽しむ! | オーシャナ

このデイトリップの感想を良い点、弱点、双方から率直に書いてみたいと思います。

ポートダグラスまではケアンズから車で1時間。
なぜ、これだけ移動するかといえば、ケアンズ発のデイトリップでは行けないエイジンコートリーフまで行くためです。


大きな地図で見る

グレートバリアリーフと外洋のコーラルシーのエッジに位置するエイジンコートリーフは外洋からの潮当たりがよく、「デイトリップで行ける最北端で最高の海です」と、D7Sのゲンさん(濱岡尚治)。

めっちゃ寄れる!
エイジンコートリーフの魅力

デイトリップで行くエイジンコートリーフの魅力は、良い意味でとってもわかりやすいこと。

まず、透明度がよく、ホワイトサンドの砂地が広がり、サンゴも元気(ポイントによってかなり異なりますが)。

エイジンコートリーフの砂地(撮影:越智隆治)

純白の砂地が広がる気持ちのいい海

エイジンコートリーフのサンゴ礁(撮影:越智隆治)

元気なサンゴもあちこちに

でも、何より、魅力的なのは魚がとってもフレンドリーなこと。

あ、メディアで使われる“フレンドリー”とはぶっちゃけ餌付けへの後ろめたさからくる暗喩ということで(笑)、賛否両論あってその議論はいずれやりたいところですが、ひとまず、フレンドリー…いや、ちょっと偽善に過ぎるので、“食いしん坊”ってことにしておきますが、まあ、とにかく近いのです。

グルーパーのような根付きの魚やスズメダイやベラなどサンゴ礁の魚たちが食いしん坊で近いのは慣れているのですが、驚くのは、ウメイロモドキやハナムロのような回遊している、通常、寄れそうもない魚たちもめっちゃ寄れること。
ポイントにもよっても異なりまずが、人には慣れている印象です。

エイジンコートリーフの回遊魚(撮影:越智隆治)

通常はなかなか寄らせてくれない魚

エイジンコートリーフの魚(撮影:越智隆治)

まさに毛穴が見えるほどの近さ
エイジンコートリーフのヤイトハタ(撮影:越智隆治)

食いしん坊アイドル、ヤイトハタのヤット君。と思いきや、英語圏スタッフからはアクセル君、D7Sではポチって呼ばれているそう

エイジンコートリーフのカメ(撮影:越智隆治)

カメも人に対する警戒心は薄いです

なので、まったりとわかりやすくGBRを楽しみたいダイバーや固有種探し、生態など、フィッシュウオッチング、撮影をじっくりしたいダイバーにおススメです。

コーラルシーの固有種、ブラックバタフライフィッシュ(撮影:越智隆治)

コーラルシーの固有種、ブラックバタフライフィッシュ

ただ、裏を返すと、ドリフトがんがん大物派には向いていませんし、ポイントもかぶることがあるので、長期滞在して変化を楽しむダイバーには物足りなくなる可能性はあります。

僕がデイトリップするなら、滞在する日数によりますが、ポートダグラス発のエイジンコートリーフで1~3日、ケアンズ発のフリン・ミルンリーフで1~3日と組み合わせて潜りたいなーと思います。

船酔いしづらく快適な高速艇、シルバーソニック

ポートダグラス発のデイトリップで乗るボートはクイックシルバー社のシルバーソニック号。

クイックシルバー社のシルバーソニック(撮影:越智隆治)

クイックシルバー社のシルバーソニック。スタビライザーがついているので酔いにくく、ケアンズでも一二を争う高速艇で船旅の快適度はかなり高い

ドリンクはもちろん、軽食がフリー。

シルバーソニックの軽食(撮影:越智隆治)

また、Wi-Fiもフリーで海上でもアクセスできるのも嬉しいところ。

シルバーソニックのフリーWi-Fi(撮影:越智隆治)

ダイビングに関しても、オーストラリアらしく、良い意味でシステマチックで、ハードの面でも特に不自由は感じませんでした。

シルバーソニックでのブリーフィング(撮影:越智隆治)

ウエットスーツを着たら、所定の場所に行って器材を背負って潜るだけ

アドバイスとしては、天気が悪いと寒くて、お湯が常時出るわけではないので、洋服やタオルで温かい環境を確保できるようにするとさらに快適かと。

ショップとガイドをミックスした
ケアンズでも珍しいD7Sのスタイル

第一弾の「TUSA&SPRIT OF FREEDOM」、第二弾の「ディープシーダイバーズデン」がすべて自社で運営しているのに対して、ダイブ7シーズはいわゆるショップスタイル。

メリットとしては、前者2つが大箱でニュートラルなゲスト対応なのに対して、D7Sは少人数ということもあり、ゲストとの距離が近い印象。
日本のショップツアーの距離感を想像していただくとわかりやすいですが、必ずガイド付きのダイビングで、お任せしておけば言葉を含めたすべてをケアしてくれます。

D7Sの代表、ゲンさんこと濱岡尚治さん(撮影:越智隆治)

ゲンさんこと、濱岡尚治さん。伊豆、グアムで経験を積み、現在、D7Sの代表

また、ゲストの要望に合わせてフレキシブルに乗る船を選ぶことができ、ケアンズ発、ポートダグラス発、クルーズといろんな船に乗れるのも魅力。

さらに、日本の都市型ショップと違うのは、現地サービス的なサービスも提供できること。
それこそ、毎日のように同じポイントを潜っているので、ポイントの把握度が高く、ゲンさん含め経験豊富なガイドも常駐していますので、フィッシュウオッチングのリクエストにも積極的に応えてくれます。

今回もマクロにハマっていた越智カメラマンの「固有種撮りたいですけど」「撮ってないの撮りたいんですけど」というリクエストにも応えていただきました。

ラベンダードティーバック(撮影:越智隆治)

越智カメラマンが特にハマっていたドティーバック。最後にGBRの固有種、ラベンダードティーバックを見せてもらい、「きれいだよね…」とうっとり

オーストラリアブレニー(撮影:越智隆治)

オーストラリアの固有種、その名もオーストラリアブレニー

グレートバリアリーフブレニー(撮影:越智隆治)

グレートバリアリーフの固有種、その名もグレートバリアリーフブレニー

「ここは魚のバリエーションが豊富で、ゲンさんも魚に詳しいので撮影したい人にはいいんじゃないかな。サンゴも元気だから、撮っていて気持ちいいよね」と越智カメラマン。

ショップスタイルの分、少々割高なので、付加価値に魅力を感じるダイバーにオススメです。
ほぼ、いつも日本で潜っている感覚で潜れます。

ケアンズとはひと味違う魅力
大人の雰囲気漂うポートダグラス

今回、「ここで飲みたいねー」と僕と越智カメラマンでつぶやいていたポートダグラスは、クリントン前大統領夫妻や英国王室が保養地として訪れる、トラディショナルな雰囲気を残す大人のリゾート地。

オーストラリアのポートダグラス(撮影:越智隆治)

デイトリップの場合、立ち寄る程度で、日本人マーケットも積極的に売っていないのですが、ケアンズとはひと味違った、時間の流れの遅い空間で過ごしたい人は、ポートダグラスステイもありなかと思いました。
高級リゾートという割にはリーズナブルなホテルも結構あるそうです。
英語にストレスのない方はぜひ。

ということで、2週間に渡ってお届けしたグレートバリアリーフを潜る3つのスタイル。
お気に入りのスタイルを選んで、ぜひ、世界遺産の海を体感してください!

※バディ潜水や受け入れ側という視点でもとても興味深いケアンズの旅となり、その辺は今後記事でご紹介できたらと思います。

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writer
PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.jp/profile
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
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