オーストラリア・グレートバリアリーフでダイビング!(第18回)

美しい!グレートバリアリーフのまさにグレートなサンゴ礁

この記事は約3分で読めます。

グレートバリアリーフのサンゴ(撮影:越智隆治)

ケアンズのあるクイーンズランド州の沿岸一帯に広がるグレートバリアリーフ。

長さ2,600キロ、総面積344,400平方kmと数字で言われてもピンときませんが、“宇宙からも見える”、“生物が作り出した単一構造物では世界最大”ということで、とにかくスケールが大きく、世界遺産で、7大世界の驚異で、ダイバーにとっては生物豊かなサンゴ礁の海なのです。

初めて訪れる人は、ビーチの目の前にサンゴの海が広がっているものだと勘違いするようですが、“沿岸”といっても地球規模のお話なので、出発する港やリーフによっても異なります。
ケアンズ発のデイトリップでも、1時間は沖にボートを走らせることになります。

そういう意味では、ビーチに寝そべっていてもグレートなリーフ体験はできず、グレートバリアリーフを最も体感できるのはダイバーというわけです。

グレートバリアリーフ(撮影:越智隆治)

グレートバリアリーフでのロケ。
もちろん、美しく元気なサンゴ礁を最高のコンディションで撮影するのが大きな目的でしたが、ずっと天候がグズグズの状態。

最後のチャンスとばかりに、ダイブセブンシーズのゲンさん(濱岡尚治さん)に「グレートなリーフを見せてつかあさい!」と頼み、もともと興味があったこともありますが、ポートダグラス発で行くエイジンコートリーフへ。

そして、やっと会えました、This is グレートバリアリーフ!

グレートバリアリーフのサンゴ(撮影:越智隆治) グレートバリアリーフのサンゴ(撮影:越智隆治)

外洋のコーラルシーのエッジにあるためか、潮当たりも透明度もよく、元気なサンゴが群生していました。

栄養分を生み出し、多くの魚たちの生息場所にもなり、幼魚も多いサンゴ礁はまさに“生命のゆりかご”。
元気なサンゴは元気な海の証ですから、会えるとやっぱり嬉しくなります。

サンゴ礁というと、日本でよく見られるような、海岸から一面に続くサンゴ礁(裾礁・きょしょう)のイメージがありますが、GBRでよく見るのはインリーフの砂地に点在する根やGBRダイビングの名物でもあるボミー(小山のような隠れ根)の群生。

グレートバリアリーフのサンゴ(撮影:越智隆治)

ダイビングポイントによってサンゴの状態もまったく違うので、世界遺産の海の中にいるというダイナミズムを感じながら、グレートバリアリーフの自分なりのベストシーンを探してみてください。

グレートバリアリーフのサンゴ(撮影:越智隆治)

※ちなみに、ベストシーズンはまさに今ごろからで、サンゴの産卵は11、12月ごろ。

撮影協力:ダイブセブンシーズ

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

オーストラリア・グレートバリアリーフでダイビング!(連載トップページへ)

  1. グレートバリアリーフのその先へ、スピリット・オブ・フリーダム号でコーラルシーへ向けて出発!
  2. 巨体がすぐ目の前に!ジャイアントポテトコッドとにらめっこ
  3. こんなナイトダイビング、経験したことない!大物狙いのワンダフルナイト
  4. トカゲが歩く自然豊かな島、リザード・アイランドでの小休憩
  5. サメが集まる狂乱の宴!オスプレイリーフのシャークフィーディング
  6. サンゴの海のど真ん中、絶海のオアシス「オスプレイリーフ」の実力
  7. 地味でも美しい、グレートバリアリーフの小さな魚たち
  8. 大人だけどダイビング中にうんちをもらしました
  9. グレートバリアリーフをクルーズで潜る良さとは?スピリット・オブ・フリーダム号の全て
  10. グレートバリアリーフを洋上ステイで楽しむダイビングスタイル
  11. 一緒に自分撮りできるナポレオンのウォーリー~バディ潜水で気ままに潜るGBR~
  12. 「ニモはカクレクマノミ?」を本場グレートバリアリーフの海で考える
  13. 【水中写真4コマ漫画】寺山編集長がナポレオンにはたかれた理由
  14. サメとロウニンアジが眼前を飛び交う!GBRの衝撃ナイトダイビング
  15. バディ潜水とガイド付きダイビングを使い分けられるグレートバリアリーフ
  16. 迫力のナイト含め1泊2日で7ダイブ!洋上ステイでグレートバリアリーフ満喫ダイビングクルーズ
  17. グレートバリアリーフをポートダグラス発のデイトリップ(日帰りツアー)で楽しむ!
  18. 美しい!グレートバリアリーフのまさにグレートなサンゴ礁
  19. グレートバリアリーフダイビングをポートダグラス発デイトリップで楽しむ!まとめ
  20. 【プレゼントあり】人懐っこいヤイトハタのセリフを考えてみよう!
  21. ダイビングデビューの理想形?「Cカード取得後そのままバディ潜水」に密着!(前編)
  22. バディ潜水(セルフダイビング)を後押しする規定とは~Cカード取得後そのままバディ潜水(後編)~
writer
PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
  • facebook
  • twitter
FOLLOW